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茅の輪ってなに

 6月の終わりが近づいてくると、鳥居近くに藁で作られた巨大な輪が建てられていることがあります。これが「茅の輪」です。
 茅の輪は、夏越し為に大祓にチガヤで作った輪を指していて、これを潜る「茅の輪くぐり」をすることで自分についた穢を祓い清め、無病息災を祈ります。

茅の輪くぐり

 茅の輪の潜り方は、茅の輪の隣に潜り方が書かれているので、それほど迷うこともないとは思いますが、ちょっと私なりに付け加えをしつつ、解説をしておきます。
 ① 茅の輪の前に立って一揖(軽いお辞儀)をして輪を潜り、鳥居の左足を回ります。
 ② 再び茅の輪の前に戻り、また一揖。今度は鳥居の右足を回ります。
 ③ また茅の輪の前に戻ったら、またも一揖。再度、鳥居の左足を回ります。
 ④ 最後に茅の輪の前に戻って、一揖して、社殿の前に進みます。
人によっては、茅の輪からチガヤを抜き取ると良いとも言いますが、多くは茅の輪が穢を祓いとっているので、チガヤそのものが穢をもっているので触らないほうが良いとも言います。
 私自身、やはり茅の輪を崩すことにもなりますし、やはり茅の輪には触れない方が良いと思うんです。

茅の輪くぐりの順序
茅の輪くぐり