大祓ってなに

 梅雨時や年末になると、街角に「大祓」と書かれたポスターを見かけることってありませんか?あるいは、近所の神社の鳥居に大きな輪がかけられているのを見かけたとか。
 それが今回の話題である「大祓」の取っ掛かりでなのです。

 大祓は、年に二回、行われる神道儀式で、ざっくりと言えば、半年に一度、6月と12月、身についた穢れを祓う(浄化する)ために行われます。6月のものは「夏越(なごし)の祓」、12月のものは「年越(としこし)の祓」と呼んでいます。

 大祓は記録として「古事記」の仲哀天皇の段に現れるのが最初とされ、非常に古くからある儀式です。そして大宝元(701)年に定められた「大宝律令」によって宮中の年中行事として正式に定められ、具体的な内容は「延喜式」に定められたとされています。
 現在の大祓は757年に定められた『養老律令』に則っているとされています。が、室町時代、応仁の乱で京都が荒廃すると共に廃れていきます。
 時代が遥かに下って元禄4年(1691年)に再興されたのですが、内侍所や一部神社で「夏越神事」「六月祓」と呼ばれて形式的な神事のみ行われただけという状況でした。
 これが今のように恒例行事に変化したのは、明治になって1871年(明治4年)の太政官布告によるものです。これにより「夏越神事」「六月祓」という呼び方を禁止して、大祓として復活しています。神仏分離が行われていった中で、この布告が広く伝わり全国の神社で実施されるようになったのです。(太平洋戦争後「夏越神事」「六月祓」という言い方が広まるようになりました。
 
 大祓では祝詞奏上の他、茅の輪くぐり人形代がつきものになっています。
半年間ごとに無事に過ごせたお礼と共に、氏神様にお参りに行く機会としてほしい行事です。