概要

 鯉の滝登りや金太郎と絡む鯉、鯉のぼりなど、おめでたい時に使われる魚類の代表格の鯉。でも、どうおめでたいのか?少し掘り下げてみましょう。
 まず、中国大陸での伝承からですが、「登竜門」と言う言葉がありますね。これ、鯉が滝を登りきるとになれる門があるとされていて、これを登龍門というそうです。つまり龍の幼体的なポジションですね。この考え方が日本に伝わると、江戸時代には武家での立身出世を祈念して庭先に端午の節句、旧売れきですから、今の6月初旬、梅雨のはじめの雨の日に鯉のぼりを飾る風習ができあがったそうで、これが今でも子供の日の風習として残っているわけです。   
 また日本独自でも『日本書紀』第七巻で景行天皇が美濃へ行幸し見初めた美女に求婚したものの、彼女が恥じて隠れてしまったため、鯉を池に放して彼女が鯉を見に出てくるのを待った、というエピソードが記載されています。
 更に鯉は淡水魚で飼いやすく、肉食の風習がなかった時代には貴重なタンパク源とされ、特に出産後に女性が食べると母乳の出がよくなるとも言われていました。

縁起、ご利益

 登竜門の通り、出世、金運のご利益の象徴とされているようです。

姿

 最近ではカラフルな鯉のぼりも増えましたが、一般には真鯉としての黒、緋鯉としての赤で菜食されることが多かったようです。絵画や彫刻などではイラスト風のものもリアルなものも見られます。

観られる主な神社仏閣

各地の神社仏閣:神地などがあれば鯉を飼っているところは多いようです。