概要

 必ずと言っていいほど、お神輿の上にのっている鳥。それが鳳凰です。最近では減りましたが霊鳥ということからか、宮型の霊柩車にも載せられていましたね。また、神社仏閣の他、10円玉や1万円札、はがきや社章などステータスなどを示すようにデザインに使われ、意外なほど私達の生活に密着した聖獣です。

縁起、ご利益

 10円玉には平等院「鳳凰」堂が、一万円札には姿が描かれていることから金運向上のご利益があるとする話があります。また、その卵には不老不死の薬効があるとされることから、長寿・若返りのご利益が望まれているようです。

 同じ霊鳥とされる朱雀と混同されることがありますが、体色など違いが多くあります。

姿

前漢期に書かれた『爾雅』で頷は燕、頸は蛇、背は亀、尾は魚で、色は黒・白・赤・青・黄の五色で、高さは六尺程とされています。更に中国大陸の戦国時代以降に書かれた『山海経』では鶏に似て、頸に「徳」、翼に「義」、背に「礼」、胸に「仁」、腹に「信」の紋があると記されています。これが後漢期の『説文解字』では、前は鴻、後は麟、頸は蛇、尾は魚、顙は鸛、腮は鴛、紋様は龍、背は虎、頷は燕、喙は鶏と時代により、様々な変化が見られます。
 日本では背丈が4-5尺ほどとされ、若干小型になり、頭と嘴が鶏、頸は蛇、胴体の前部が麟、後部が鹿、背は亀、頷は燕、尾は魚としています。また体色は五色絢爛な色彩とし、羽には孔雀に似た五色の紋が、声は五音を発するとしています。

観られる主な神社仏閣

各神社にて多数あり