目次
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
神様の概要
【別名、別記法】火折尊、火遠理命、山幸彦
【祀られている主な神社】
神奈川県 箱根神社
山梨県笛吹市 甲斐奈神社
【神使】
神様メモ
「古事記」「日本書紀」に書かれた神様で、皇祖神の一柱とされます。瓊瓊杵尊と木花開耶姫の子が結ばれ、一夜にして身ごもったため瓊瓊杵尊が疑いを持ち、母は、誕生する子が天神(あまつかみ)の子であることを証明するために、無戸室(うつむろ)に籠もり、そこに火をつけ放って火中で子を産み落とします。そして、第一子が海幸彦で知られる火照命、第二子が火須勢理命、第三子が火遠理(ほおり)命とも呼ばれる山幸彦、彦火火出見尊です。なお、彦火火出見尊は初代 神武天皇の諱とされており、祖父である尊と孫の天皇が同一名となっています。
海幸彦である兄の釣り針を無くした事から、海神である塩椎神が現れて、綿津見神の宮へ行くよう助言を与えられます。その通りにすると海神の娘である豊玉姫命と結婚することになります。この宮で尊は3年を過ごすのですが、本来の目的は失った兄の釣り針を取り戻すことですよね。そして、その事を思い出して海神の助けもあり、鯛の喉に刺さっていた針を探し出して、再び、地上へと戻ります。
そして豊玉姫命との間に彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊を設け、それが初代 神武天皇となるのです。
なお、古事記では、高千穂宮に580年も居住した後、崩じられると高千穂山の西に、日本書紀では久しくしてから崩じ日向の高屋山上陵に葬られたとされています。陵は九州各地に伝承があるようですが、高屋山上陵とされ、宮内庁では鹿児島県霧島市溝辺町麓の円墳とされています。
ご神徳
国家安寧 | 五穀豊穣 | 商売繁盛 | 殖産興業 | 酒造繁栄 | 織物 | 病気平癒 |
漁業振興 | 安産祈願 | 子宝 | 子育て | 医薬 | 身体健全 | 長寿 |
疫病除け | 災難除け | 厄除け | 方除け | 祈雨 | 家内安全 | 畜産振興 |
勝負運 | 受験 | 学業成就 | 芸能/芸術 | 武道成就 | 盗難除 | 火伏せ |
航海安全 | 交通安全 | 美容 | 良縁祈願 | 宝くじ | 武運長久 | 旅行安全 |
福徳成就 | 財運隆昌 | 心願成就 | 道開 | 魔除け |