菊理媛神

神様の概要

【別名、別記法】
菊理姫命、菊理媛命

【祀られている主な神社】
山梨県甲府市 甲府 甲斐奈神社
東京都文京区 白山神社

【神使】

神様メモ

 東京十社にもある白山神社をはじめ、広く知られている「菊理媛神(くくりひめ)」ですが、古事記、そして日本書紀の本文には登場していない(日本書紀の第十に一度だけ登場)という、ちょっと不思議な存在です。
 ところが、その一回がとても重要なのですね。それは、神産みで黄泉に行ってしまった伊弉冉尊に逢いに向かった伊奘諾尊ですが、あまりに変わり果ててしまった伊弉冉尊の姿に慌てて逃げ出します。伊弉冉尊は、その伊弉諾尊を追い、ついに黄泉平坂で追いつきます。ここで、この2神は言い争いをはじめてしまうのです。すると泉守道者が、そして続いて現れた菊理媛神が何かを言うのです。菊理媛神が何を言ったのか、どこから来たのかは書かれてはいません。しかし伊奘諾尊は、この二人が言ったことを褒め、そして帰って行ったとは書かれているのです。この事から、菊理媛神が仲裁や夫婦の円満、更には縁結びの神様として信仰を集めているのです。
 ただ、もう一つ不思議なのは、菊理媛神が白山、取りも直さず白山比咩神と同一視されている理由です。白山は古くから霊山として信仰を集めており、そこにある白山比咩神社では白山比咩大神として菊理媛神を、また合わせて伊弉諾尊、伊弉冉尊が祀られています。が、白山比咩大神が何故、菊理媛神なのかを説明したものは少ないようですし、江戸時代に入ってから、同一視が固定化されたように思えます。

ご神徳

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