建御名方神

タケミナカタノミコト

別名、別記法

南方刀美神、御名方富命神、建御名方富命、健御名方富命、建御名方命、武御名方命、健御名方刀美神、武南方富命、武南方神、武御名方主命、御名方刀美命、諏訪神、諏訪明神、諏訪大明神、諏訪南宮法性上下大明神、お諏訪さま

神様メモ

 諏訪神社。諏訪大社を本社として、各地に見られる神社で祀られている建御名方神。大国主命の息子神であり、国譲りから諏訪へ移り住んだ神様として知られています。とても馴染み深い神様だと思います。御神紋は梶の葉となります。
 さて、建御名方神=タケミナカタノミコトは、私にとって、色々と不思議なところがある神様です。まず、その神号です。東京では、多摩川沿いなど水の近くにお社が鎮座していることが多いのですが、これは「みなかた」が水潟の意味を持っていて水神の性格を持っていると言うことに通じているのでしょうか。このためか、諏訪では諏訪明神が水神として祀られることの多い龍の姿になって現れたという話もあります。
 次が戦神としての性質です。国譲りで武甕槌命に負け諏訪へと移り住んだのですから、戦勝のヒーローとしての姿が見えづらいのです。これは、後年、後裔である諏訪氏の存在が大きいようです。建御名方神は、諏訪で八坂刀売神を娶り、子宝に恵まれています。その血筋を引くのが後の大祝 諏訪氏だと言われています。この諏訪氏、信長の野望など戦国時代ファンにはお馴染みの信州の戦国大名ですが、その言わば本家となるのが大祝と言われる諏訪大社の社家なのです。この為、諏訪氏の勢力拡大に伴って建御名方神、諏訪明神が軍神としての性質を帯びていったと言われます。実際、長野、そして山梨に言ってみると、諏訪明神に関係する神社で信玄を始め甲斐武田家の足跡が見て取れます。また都内など家康を始め、徳川家が勧請あるいは中興した諏訪神社がいくつかあります。このように単に諏訪家の護りだけではなく、戦国期には有力大名の信仰を集めたのは何故なのでしょう。
 神様と言えば、伝説の向こう側にいる存在のように思いますが、建御名方神のことを考えていると連綿とした時間の流れを共有しているような気がしてくるのは何故でしょうか。 

ご神徳

金運 商売繁盛勝負・出世交通安全航海安全
旅行安全殖産興業工業農業 良縁祈願
漁業 厄除け安産祈願 子孫繁栄 子育て守護
夫婦和合家内安全 縁切り 国家安泰 健康
長寿 学問成就 開運招福 武運長久火難消除
芸能・芸術 試験合格方位除け酒造狩猟守護

祀られている主な神社

長野県諏訪市 諏訪大社上社本宮
山梨県富士吉田市 北口本宮冨士浅間神社 諏訪神社

神使

関連する神様

大国主命(父神)
事代主命(母神)
(娘神)
磐長姫命(娘神)