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孔雀明王とは

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梵名

マハー・マーユーリー

真言

・オン・マユラ・キランデイ・ソワカ

概要

 元がヒンドゥー教の女神だったこともあり、まるで菩薩のように優しい姿をしているのが孔雀明王の特徴です。その名にある孔雀が毒蛇を捕らえて食べること、雨季の到来を告げると言われることなどから、除災や雨乞い、煩悩・苦痛・恐怖を取り除き、幸福をもたらす明王とされています。ことから、恵みの雨をもたらす吉鳥ということで大変尊重されました。孔雀が仏教に取り入れられてからも雨乞いの儀式に用いられました。また煩悩や苦悩、恐怖などを追い払って幸福をもたらす明王として信仰され、

由緒

 孔雀は害虫やコブラなどの毒蛇を食べ、またインドの国鳥でもあります。毒蛇は煩悩の象徴であり、この事からインドの女神マハーマーユーリーとして神格化されました。

お姿

 明王と言えば、忿怒相で怖い印象を受けるものが多い中で、孔雀明王は、慈悲を表す優しい表情の女性的な姿をしています。また、独鈷杵や宝剣のような武器も持っていません。
 四臂の姿で、それぞれの手に倶縁果、吉祥果、蓮華、孔雀の尾を持ち、孔雀の背中に乗っているところも特徴的です。

守本尊

ご利益など

雨乞い、息災延命、災難除去

ご本尊としているお寺の例

和歌山県 金剛峯寺 孔雀堂

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