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阿閦如来(あしょくにょらい)
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梵名
アクショーブヤ
真言
・オン・アキシュビヤ・ウン
概要
金剛界曼荼羅では大日如来の東に座する如来様です。梵名の「阿閦(アクショーブヤ)」は「動じないもの」を意味し、この如来様の悟りの境地がダイアモンドのように何事にも動じないことを示しています。
光明皇后には願を建てるため、自らが建立した法華滅罪之寺の浴室で1000人の民の汚れを自身で拭ったという伝承が有名です。そして漸くの千人目、それが皮膚から膿を出している、おそらくは癩病の患者でした。しかも、その患者は膿を口で吸い出せと皇后に要望したのです。皇后は、満願の試練と考えたのでしょうか、その要望を聞き入れ、その口で膿を吸いだすとその病人は阿閦如来と化したという伝説があります。
由緒
お姿
さて像容ですが、左手は衣服の端を握り、降魔印という右手は指を下に伸ばす印を結んでいます。ダイヤモンドのように硬い悟りの境地で、恐怖や誘惑、煩悩に打ち勝つ強い心を表していると言います。五智如来の一尊とされることが多く、阿閦如来単独の造像は稀です。
守本尊
なし