
目次
梵天
サイト管理者からのお願い
このサイトは個人で作成運営しております。至らぬところから誤記等がありましたら問い合わせよりご連絡を頂きたくお願い致します。
また、現在ボランティアで協力している「叶願」でクラウドファンディング(クラウドファンディングサイトはこちら)を実施しています。皆様の御協力を頂けますと幸いです。
梵名
ブラフマー
真言
・ノウマク サマンダボダナン ホラカンマネイ ソワカ
概要
ヒンドゥー教の造物神、ブラフマーが仏教に帰依し梵天と呼ばれています。サンスクリット語を梵語とも言いますが、これはサンスクリットの起源がブラフマーとする事から由来しています。
由緒
サンスクリットの創造神 ブラフマーは仏教に帰依してからは仏法の守護を行うものとして、四天王の帝釈天とコンビを組んだ形で如来や菩薩、明王を守護する存在となっています。悟りを開いたお釈迦様に対し、その内容を自分だけで独占するのではなく、多くの人に伝えるよう勧めた存在でもあります。
ところで「梵天」と検索すると「耳かき」が出てくることはご存知でしょうか?古来からの耳かきについている鳥の羽毛などを使ったフワフワ。これが梵天です。こう言われる理由は、どうやら梵天袈裟と呼ばれる修験者が使っている袈裟です。この梵天袈裟には綿帽子のような房がついていて、これに似ていることから「梵天」と呼ばれるようになったと言われています。
お姿
普通の人間と変わらない姿で作られたお姿、あるいは4本の腕で4面の顔の像容の場合があります。もともとのブラフマーが4つの顔と4本の腕で描かれる事から、後者がより原初の姿を模しているのかもしれません。人間のような姿で作像される場合、唐代の貴人の衣装をまとっています。
また座像の場合、数羽のガチョウに乗っているのが多いと思われます。もともとは創造神とも言われた梵天が何故、ガチョウなのか?と疑問を持たれるかも知れませんが、古代インドでガチョウは聖鳥とされていました。そして純粋なる神の知恵を象徴ともされ、宇宙の真理を司る神の乗り物となったと言う経緯があるようです。そして、その姿がそのまま仏教にも取り入れられたと思われます。
守本尊
なし
ご本尊としているお寺の例
ご利益など
仏教守護、国土安穏、立身出世