風天

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梵名

ヴァーユ

真言

オン バヤベイ ソワカ

概要

 風天(ふうてん)と聞くと、何だかフーテンの寅さんを思い起こしてしまいますが、そちらの「ふうてん」は瘋癲と書く精神疾患を指す言葉が由来なので、寅さんと風天は無関係です。と、まぁ、少し硬いような柔らかいような話からはじめましたが、こちらの神さまも十二天の一尊として西北を守っていらっしゃいます。

由緒

 元はインド神話のヴァーユと言われ、別の名としてマールトとし共に風を意味する言葉あるいはガンダヴァとして香りを運ぶもの…すなわち空気の流れですよね、またハァナ、プラーナとも呼ばれた神さまです。
 神話『リグ・ヴェーダ』の「プルシャの歌」の中で原人プルシャのブラーナ(活力)から生まれたとされ、優れた馬に比喩されるくらいにスピードが自慢の神さまでした。ヴァーユ自身が描かれる時には赤毛馬の2頭立ての馬車に乗り、御者をインドラ神、つまり帝釈天が担うこともあります。
 このようにヴァーユとインドラ神とは密な関係性があり、天、空、地の三界のうち空界をインドラとともに治めるとされています。
 また別の神話『ラーマーヤナ』に登場する猿の神さま「ハヌマーン」はヴァーユの息子とされているそうです。
 仏教に取り入れられてからは、護法の神、十二天の一尊としてスピード、風が持つ破壊力で西北を守っています。また、智慧の象徴として空気、風が持つ力で煩悩という塵を吹き飛ばし、時には迷いが育てた大樹であっても破壊します。また、空を見上げれば判るように、垂れ込めた雲であっても風によって流され、やがて太陽や月や星が現れるように善を増長しする力を持っています。

お姿

 仏画・仏像として単体で制作される事は少ないようです。通常、老人の姿をしており、その右手には幡をつけた槍を持ち、その槍先は三日月型や珠、あるいは独股型をしています。立像あるいは鹿に跨ったり蓮の葉の上での坐像もあります。

守本尊

なし

ご本尊としているお寺の例

 単独でご本尊としているお寺は無いようで、十二天画や両界曼荼羅に描かれています。

ご利益など

悩み、迷いの除去