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月天
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梵名
チャンドラあるいはソーマ
真言
・オン センダラヤ ソワカ
概要
十二天のうちの一尊として日天と共に季節、自然の移ろいを司っています。なお月天子が正式なお名前で月天はその略称とされます。また、別の名として
- 寶吉祥天子
- 月宮天子
- 栴檀
- 星宿王
- 旃達提婆
- 戦達羅
- 戦捺羅
- 旃陀羅
- 蘇摩提婆
- 蘇摩
と様々な呼ばれ方をしているようです。
お釈迦様は修行の中で如来から「心に月輪を見よ」声をかけられ、苦行を乗り越えて悟りを開くきっかけをつかむと言う大きな役割を果たしていました。月の神秘的な輝きがお釈迦様を勇気づけたのかもしれません。その点でも、月天は仏教に深く関わる神さまなのかもしれませんね。
由緒
バラモン教の神さまとされていましたが、後に仏教に取り入れられ十二天の一尊とされました。
また本地を勢至菩薩とした化身とも言われ、純粋無垢な菩提心の象徴として満月輪にたとえられてもいます。
お姿
二譬の立像あるいは坐像で多くの天女を侍らせていたり、月天后と共に描かれる場合があります。また持物として蓮華や半月幢、月兎など様々に描かれますし、脇侍に持たせている事もあります。
また立像で3〜7羽の白鵝に乗っている事もあります。
守本尊
なし
ご本尊としているお寺の例
曼荼羅での一尊、あるいは十二天の一尊として描かれることが多く、単独でお祀りされている例は少ないようです。