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火天
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梵名
アグニ
真言
・オン アギャナエイ ソワカ
概要
多くが炎の中で苦行をする老人のように描かれる火天様。火は人間が生きる上で欠く事ができず、また周囲を明るくして物事を識別させる力をもっているものとして感謝や畏敬から信仰の対象となったといわれるヒンドゥー教の神様でした。
密教では護摩供養法などで火を使いますが、これも護摩壇の炎の中に投じた供物を火天が運んでくれるものとして考え、重要視する神様です。
由緒
ヒンドゥー教のアグニが元となっている神様で、仏教に帰依するとその存在は煩悩を焼き尽くす神とされるようになります。さらに護法の神として八方天や十二天の一尊として、南東を守護を担当されています。
ヒンドゥー教では世の中にある現実の炎の他、体内や心の中の炎にも宿る神様として、生き物が消化することも火天の役割と考え、これが食べ物を栄養として全身に行き渡らせ、更に生き物を健康にして、子孫繁栄や古代は財産として考えられた家畜の増産にも寄与するありがたい神様だとされていたようです。
お姿
決まったお姿はないようで(火だからでしょうか😁)、脚は2本の場合、あるいは3本で描かれることが多いようです、また腕も2譬または4譬の場合もあります。多くは老人が厳しい修行をしているような姿で描かれることが多いのですが、時には柔和な表情のものもあります。
作像される場合、眷属として火天后と仙人や天女が合わせられる事があります。
守本尊
なし
ご本尊としているお寺の例
特に無いようです
ご利益など
子孫繁栄、富貴