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摩利支天 まりしてん
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梵名
マリーチ
真言
・オン アニチ マリシエイ ソワカ
・オン マリシエイ ソワカ
概要
上野〜御徒町の雑踏を歩いていると、突然、お経が聴こえてくる徳大寺、上野の摩利支天としても知られていて、そのとおり摩利支天をお祀りするお寺です。
摩利支天の梵名のマリーチは陽炎や威光を意味すると言われます。陽炎にも光にも実体はありませんね。この事から、敵に捉えられず、焼けず、濡らせず、傷付かないという特性、そして常に日天の前に疾行し、自在の通力を有するとされることから、山本勘助や毛利元就など武士の間で摩利支天を信仰することが多くありました。
由緒
梵天の子、または日天の妃と言われています。
日本では禅宗や日蓮宗で護法善神として重視されており、また山岳信仰の対象となった山には摩利支天の別名を持つ山があり、その例として木曽御嶽山(摩利支天山)、乗鞍岳(摩利支天岳)などがあります。
更に忍者や武士の間で戦場に臨む際に行う修法「摩利支天の法」があり、右手と左手の人差し指と中指をそれぞれ立て、右手を刀、左手を鞘に見立て、右手で空中を切る。空中を切った後、刀に見立てた右手指は、鞘に見立てた左手に納めると言うものだそうです。
お姿
もとは一面二臂の女神像なのですが、武神としての性格を強調するためか三面六臂または八臂で眷族である猪に乗る男神像もあります。
守本尊
なし
ご本尊としているお寺の例
・徳大寺:ご本尊ではありませんが、日本三大摩利支天と呼ばれ、聖徳太子作と伝えられる像が祀られています。
ご利益など
護身除災、旅行安全、財運向上、武運