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仏乗院(佛乗院)=相生山 千元院
御府内八十八ヶ所で唯一の神奈川県のお寺
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御由緒
秦野駅から約20分、バスに揺られた終点「蓑毛」で降車。ヤビツ峠に繋がる県道70号から「東京少年キャンプ連合発祥の地」と書かれたボーイスカウト姿の銅像を目印に川沿いの坂道へと進むとマス釣り場、そして赤い幟がはためく目指すお寺、仏乗院が見つかります。てっきりその先にある階段を登ろうかと思ったら「御朱印はこちら」と書かれた貼り紙、また「山門が閉まっている場合には御朱印料と返信用封筒をポストへ」との内容が書かれた貼り紙も…。が、山門?むむ、このお屋敷の引き戸のようなものかな?と思い、勝手ながらちょっと力を入れて開きます。するとスルスルっと開門!、ほっとしました。予め何の下調べも問い合わせもしていなかったので、訪問時に誰もいらっしゃらない、あるいは書ける人がいらっしゃらなくて後日、改める事に慣れてはいるのですが、やはり、お参りが出来るとなると嬉しいものです。
そして山門の先にある階段を登ると再び、ドアが…。開け方が判らず、ちょっと構造を見ようと左を見て右を見て、内側を見て「あ、ここにフックがあるのね」と、開け方を解明できたところで境内にIN!完了です。正面が本堂、右手にお稲荷さんの祠があり、それぞれにお参りをして寺務所を振り返ると、若い女性が一人でお勤め中でした。失礼を承知で「御朱印は頂けますか?」と尋ねると、書き置きですがと仰って、日付を書き込んで頂きます。これで御府内八十八ヶ所で私にとっては最遠の地を完了です。
そもそも、このお寺は東京の三田にあったそうです。御府内八十八ヶ所、つまり江戸の町の中にある八十八ヶ所の霊場を巡るものですが、昭和の終わりから平成に掛けてのバブル期に纏まった土地を求めて狂奔していたデベロッパーに目をつけられ、当初は難色を示すも総代さんたちとの話し合いの結果もあり、現在地へと移転下とのこと。元々、千元院さんがあったのでしょうか、寺務所の女性に伺うと「どちらも一緒ですよ♪」とのことでした。しかし、お寺の移転となると普通は墓所をどうするかなど、揉める種が多いように思うのですが、三田にあった当時は祈願寺、つまり檀家さんがないお寺だったので、比較的、面倒が少なかったのも現在地へと移転するきっかけになったのかも知れませんね。
私見ですが
山の中にあるものの、比較的整備された境内は明るく「山寺」というより、都会のお寺がそのまま移ってきたような空気感。華があるお寺ですね。唯一の公共交通機関「バス」は平日の日中は一時間に一本。寺務所で「秦野の駅まで歩くのは無謀ですか?」と伺うと「はい。無謀ですね♪」と言われる距離。少なくとも往路は上り坂続きですから、余程の健脚でなければバスを使ってください。
お気に入り度
★★★
雰囲気
★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★ (駐車場あり)
寺院概要
【山号/院号】 高嶋山./仏乗院、相生山/千元院
【宗派、御本尊】真言宗智山派/千手観世音菩薩
【所在地】 神奈川県秦野市蓑毛957-13
【アクセス】小田急電鉄 秦野駅から秦20系統(蓑毛行き)蓑毛から徒歩10分。
【開山】
【ご朱印】 あり
※ 特記なし
【ご朱印帳】
【HP】
【SNS】 なし