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身代わり不動尊 大明王院 川崎本山

参拝記

国道246号、多摩川から川崎ICに向かって走っていると、否が応でも目に入る「身代り不動尊」の看板。そしてその方向に向かって走ると更に目を奪う赤と白のコントラスト。そんな印象の身代わり不動尊大明王院 川崎本山へと参拝してまいりました。
当日は梅雨空の中で徒歩移動でしたが、それほど駅からは遠くなく、また目印になる電化製品の量販店「コジマ」の看板を見ながらテクテクです。
 そして到着。ただ、境内は初体験のため、どれが本殿なのか…少しの間戸惑います。と言うのも、境内に上がってすぐに目に入る扁額のついた建物は、どうも寺務所的な巨大な建物。そして、右手には小高く、また狛犬も鎮座していていて…。とりあえず、狛犬の方向に向います。
 えー。これはハズレでもあり、またあたりでもあります。と言うのも、基本、狛犬は参拝者用駐車場に向かって座っていて、基本、本殿は先程の寺務所かと思った建物なのです。が、駐車場の片隅には稲荷社があるのです。という流れで最初のお参りはお稲荷さんです。
 次は狛犬さんを拝みつつ、再びスロープを下って本殿方向に向かいます。本殿手前には恐らく銭洗いなのでしょう、弁天さまが、そしてその奥には水子供養のお地蔵さんが並んでいます。
 そして、本殿です。本殿の手前には一切手を合わせるような賽銭箱はなさそうなので、ズカズカと土足OKの内部へと進みます。入ってみると、遠く奥の方では法要をされている祈願所の雰囲気、手前は祈願の受付カウンターが置かれていて、なんとなく役所の午後と勘違いしそうです(笑)。
 兎も角、祈願所の手前で御本尊に手を合わせて、御朱印をカウンターでお願いします。が、ちょっと変わっているのが…。「御朱印ですね。では300円お納めです」と言われ、無作法ながら1,000円札を出すと「こちらに入れてください」と指さされます。そう、そこには自動精算機が…(笑)。なかなかモダンです。
 機械から出されたお釣り、そしてレシートを受け取って「しばらくお待ち下さいね。もし良ければ、手を合わせてください」と祈願所、護摩壇の方を指さされます。「ま、どうせ待つんだから良いか」と思って素直に護摩壇前の椅子へ(ここから土足厳禁です)。しばらく読経を聞きながら背筋の伸びる思いを感じながら終わりを待つことにします。お寺によって護摩焚きを間近に拝見できるのですが、これ、結構好きです。手持ち無沙汰になる事もありませんし。
 読経が終わると、普通に御朱印帳を受け取って、ミッションコンプリートです。

 なお、この身代わり不動尊は川崎本山の他、横浜(つきみ野駅が最寄り)、東京(八幡山か上北沢駅が最寄り)、熱海(熱海駅からバス)があり、いずれも檀家を持たない祈願寺となっているようです。

寺院概要

【山号/院号】 -/大明王院

【宗派、御本尊】高野山醍醐派(別格本山)/大日大聖身代り不動明王

【所在地】神奈川県川崎市高津区下作延4-26-1

【アクセス】 東急田園都市線 梶が谷駅から徒歩10分

【開山】 元禄年間(1688-1704)

【ご朱印】 あり

※  特記なし

【ご朱印帳】 あり

【HP】オリジナル

【SNS】なし

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