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平河天満宮
御由緒
菅原道真の夢を見た翌朝、太田道灌は菅原道真自筆の画像を送られたそうです。そこで道灌は、昨夜見た夢が霊夢だと考え江戸城内に天満宮を建立しました。この際、川越の三芳野神社から祭神を分霊、勧請したようです。天満宮は、現在も皇居、平川門近くの梅林坂と呼ばれる梅の名所の上に建立されたそうですが、家康が入城すると城の増築に伴って平川門外へと奉遷され、更に二代将軍秀忠により現在の場所へと遷され、元の鎮座地にちなみ「平河村」と名付けられたそうです。
このような経緯から、徳川幕府、更には紀州、尾張の両徳川家、また井伊家等の祈願所とされています。また宮司は新年の賀礼で将軍に単独で拝謁ができるという特段の待遇だったそうです。
学問の神様、天満宮ということもあり、有名な蘭学者、高野長英が平河天満宮のすぐ裏手、現在の貝坂に蘭学塾「大観堂学塾」を開いています。このため、長英自身がしばしば参拝したとも伝えられています。そして、国学者では盲目の塙保己一(はなわほきいち)も平河天満宮の熱心な信者だったそうで、1273種530巻666冊からなる一大叢書『群書類従』を完成させるまでの間、神社への参拝を行っていたそうです。
神社概要
【御祭神】 主祭神:贈太政大臣贈正一位菅原朝臣道真公
相殿:誉田別命、徳川家康公
【社殿】
【鎮座地】 東京都千代田区平河町1-7
【アクセス】 東京メトロ 半蔵門線 半蔵門駅から徒歩1分
東京メトロ 有楽町線 麹町駅から徒歩3分
【創建】 文明10年(1478)
【社格】 旧村社
【境内社】三殿宮(塩神社、大鳥神社、浅間神社)、平川稲荷神社
【例祭】 4月24日-25日
【氏子】
【ご朱印】 あり
※ 特記なし
【ご朱印帳】あり
【HP】 オリジナル
【SNS】 なし
神社お得意のご利益
学問(特に医学)、芸能、商売繁盛
ひと足伸ばして
ギャラリー
参拝記
近くで打ち合わせがあり、それが終わってからの初参拝。夕方に差し掛かった時間でした。
社殿にお参りを終え、社務所へ御朱印をお願いしようとすると、既に片付けはじめだった様子。それでも快く対応を頂きました。御朱印と一緒に手渡された梅の花を象った煎餅、美味かったです!