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八丁堀天祖神社

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御由緒

 寛永元年(1624年)に伊勢神宮の内宮別宮である伊雑宮を、伊勢長官 出口市之正が、江戸日本橋道三丁目に奉斎のが始まりとされています。しかし出口市正と言う人物、また伊勢長官が神宮の正式な役職なのかを調べることはできませんでした。
 寛永10(1633)年、境内地が御用地に召し上げられるのを機に、代替地として300坪、また門前地を用意され、八丁堀の松屋町に遷座しています。この当時、氏子は5つの町が対象となり、御縁日には相当な賑わいだったと名主 長滞次郎太郎が書いた『伊雑大神宮御縁起』にあります。
 しかし、幕末より明治初期から勢いが失われ、境内地も現在は私有地されています。

私見ですが

 下の参拝記でも書きましたが、なんだか謂れも、現在の状況も不思議な神社です。ちょっとしたミステリースポットとして参拝してみると何か発見があるかもしれませんね。

お気に入り度
 ★★
雰囲気
 ★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★★★

神社概要

【御祭神】伊佐波登美命、王柱屋姫命

【社殿】

【鎮座地】 東京都中央区八丁堀3-6

【アクセス】都営地下鉄 宝町駅から徒歩3分

【創建】 寛永元年(1624年)

【社格】

【境内社】

【例祭】

【氏子】

【ご朱印】

※ 特記なし

【ご朱印帳】 なし

【HP】なし

【SNS】 なし

お気に入り度
 ★★
雰囲気
 ★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★

地図

参拝記

 「へぇ、鳥居が変わってるな」と思った青い神社です。工事中のビルの影響でなおさら青が際立ちます。そんな天祖神社で更に「えっ」と思ったのが御祭神。「天祖神社=天照大御神」と思っていたのに、こちらは「伊佐波登美命、王柱屋姫命」の二柱。この理由、どうやら古い社号も考えるべきの様子…。
 「伊雑大神宮」読み方は、「いざわ」だと思われます。同じ読みで「伊射波神社」、志摩国一宮がありますね。この御祭神に稚日女尊、狭依姫命とこの御祭神二柱が祀られています。由緒としても「寛永元年(一六二四)神宮別宮伊雑宮を、伊勢長官出口市之正が、江戸日本橋道三丁目に奉斎するにはじまる」とありますが、伊勢神宮の伊雑宮は天照大御神が祭神とされているようなので、恐らくは志摩国一宮を勧請したように思えます。
 ともあれ、ちょっと不思議な雰囲気の神社。通りから少し隠れたように鎮座する社殿ですが、清潔に保たれていて、愛されているんだなぁというのが良く判ります。

神社お得意のご利益

ひと足伸ばして

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