永代寺

由緒

「門前仲町」。「どの門前?富岡八幡宮なら門は無いし…あ、不動堂か」と理解されていれば【不正解】です。
門仲の「門前」は、この不動堂手前にある永代寺の事なのです。
永代寺は、寛永元年に建立されたお寺です。江戸時代は、神社を別当寺が管理していましたが、富岡八幡宮の別当寺も、この永代寺が担っていました。つまり、それくらい栄えていたのですね。ところが、明治維新の神仏分離令に伴って永代寺は廃寺になってしまいます。跡地は深川公園と不動堂となっています。つまり、不動堂よりも更に広い境内を持っていたのです。
 しかし、歴史もあり信者も多かった「永代寺」です。そのまま消えることには抵抗もあったのでしょう。そこで塔頭(たっちゅう)の吉祥院が寺号を引き継いで、永代寺が残ることになりました。
 寺号は残ったものの、失われたのが後代な境内地、そして江戸六地蔵の「六」です。境内地は、公園と深川不動堂、そして富岡八幡宮とに引き継がれました。が、富岡八幡宮の二の鳥居近く、花屋さんの付近にあった鋳物の2メートルを超えたであろう地蔵像は廃棄…されてしまいました(川口の鋳物屋に売られて潰されたとも言います)。
 現代の永代寺は不動堂の賑やかな門前通り面していながら、おっとりとした静かな空気が漂う素敵なお寺です。でも、鉢の蓮の花が彩りになる夏の初めの永代寺が好きなんですよね。

お気に入り度
 ★★★★
雰囲気
 ★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★★★

寺院概要

【山号】 大榮山

【院号】金剛神院

【宗派、御本尊】高野山真言宗/歓喜天

【所在地】 東京都江東区富岡1-15-1

【アクセス】 東京メトロ,都営地下鉄 門前仲町駅から徒歩2分

【開山】 寛永元年(1624年)

【ご朱印】 あり

※  江戸六地蔵の御朱印もあり

【ご朱印帳】 なし

【HP】 なし

【SNS】 なし

地図

寺院得意のご利益

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ひと足伸ばして

ギャラリー

参拝記

深川の不動堂へ行く途中にある永代寺。初めての参拝の時には、不動堂の付属?とか思っていたくらいにこじんまりとしたお寺です。それが調べてみると、不動堂より遥かに歴史があり、そして富岡八幡宮と同根と言う由緒あるお寺だったのです。
普段、神社を歴史の地層のように見ている私ですが、このお寺の地層は東京の近代史が細かく詰まったようなように思えます。