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重願寺
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御由緒
伝として天正18(1590)年、千葉邦胤の娘である不虚大禅尼が日本橋郡代屋敷に草創した庵が始まりとされ、寛永6(1629)年、普光観智国師(増上寺第十二世)の高弟、本蓮社願譽是哲上人が「不虚山 當知院 重願寺」として開山しています。
願誉是哲上人は、下総の椎名氏の一族で、椎名氏は千葉氏の流れをくむと言うのも因縁浅からぬところなのでしょう。
唐代の善導大師は『往生礼讃』という書物で自身の信仰体験を「當知本誓重願不虚、衆生称念必得往生」(深く阿弥陀佛を信じて称名念佛するものは必ず浄土に救いとろうと誓われたご本願は決して虚りではない)と著しています。この言葉から、「不虚」という山号、「当知(當知)」という院号、そして「重願」という寺号の由来となっています。
先程書いたように、草創は日本橋代郡屋敷、現在の日本橋馬喰町でしたが、寛文元年(1661)年、第六世 綱譽溥達上人が新大橋と本所一ツ目の間へと移転させ、寛政7(1795)年、第十世 實譽寶観が幕府御船蔵の御用として現在地へと移して現在に至ります。
この付近は、関東大震災、そして昭和20(1945)年の東京大空襲で多くの被害者を出した場所です。付近にも多くの慰霊碑や慰霊の地蔵菩薩などが建立されて、当時の被害の大きさを今に知らしめていますが、この境内にも「みまもり観音」と呼ばれる大きな観世音菩薩像が建てられて、震災・戦災の被害者を供養しています。なお、この観世音菩薩は、法相宗大本山薬師寺東院堂の銅造観音菩薩立像(国宝)を2.2倍の縮尺で写したものだそうです。
お気に入り度
★★★
雰囲気
★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★★★
寺院概要
【山号】 不虚山
【院号】 当知院
【宗派、御本尊】浄土宗/阿弥陀如来
【所在地】 東京都江東区猿江1-11-15
【アクセス】 東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線 住吉駅から徒歩4分
【草創/開山】 天正18(1590)年/寛永6(1629)年
【ご朱印】
※ 特記なし
【ご朱印帳】
【HP】 オリジナル
【SNS】 なし