江東区 勢至院

由緒

 勢至菩薩をご本尊とする勢至院。
 この勢至菩薩は、安土桃山から江戸初期に活躍した浄土宗の高僧 霊巌上人の作と言われていて、頭体と両腕の臂までを一木から彫り出した一木造りで両臂より先・両脚部は別付、顔面に目を彫り込んだ彫眼となっています。但し、江東区では

藤原風のおだやかな彫技がうかがえますが、両頬の引締まった面相を見ると平安時代末から鎌倉時代初期とする方が妥当と思われます。

木造勢至菩薩坐像(江東区)

と伝えられる霊巌上人よりも更に古い時代の作とみているようです。

 またこの勢至菩薩はもともとは霊厳寺の勢至堂にあったものとされています。

寺院概要

【山号】 大智山

【院号】勢至院

【宗派、御本尊】浄土宗/勢至菩薩

【所在地】 東京都江東区三好1-4-5

【アクセス】 東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅から徒歩5分

【開山】

【ご朱印】 あり

※  特記なし

【ご朱印帳】 なし

【HP】 なし

【SNS】 なし

地図

寺院得意のご利益

ひと足伸ばして

ギャラリー

参拝記

 守本尊の項を書いていて「あ、勢至菩薩をご本尊としたお寺にお参りしていない」と思い、検索した結果、たどり着けたお寺が勢至院でした。
 初参拝は2021年、春の彼岸のお中日、忙しいさなかの昼下がりでした。小さいながらも近代的な建物でコンパクトに設えられたお堂。その2階がご本堂となっていて外階段で登ってから扉越しにお参りを済ませています。
 そして「ダメ元」と思って寺務所にお伺いして御朱印をお願いすると、ご住職が快く対応してくださいました。また「勢至菩薩のお守り」がおわけいただけるという張り紙が目に入り、そちらもお願いしながら「勢至菩薩がご本尊のお寺が中々見つからなかった」とお話をしたら、たまたまご開帳となっていた勢至菩薩像を拝見できることになったのです。この勢至菩薩、通常は秘仏となっているそうで、再び外階段で2階に上がると内側からご住職が鍵を開けてくださって秘仏とのご対面です。正面にある仏像に手を合わせると「うちは浄土宗なので、正面は阿弥陀様。ご本尊は右手。左手はその前立ちの仏様ですよ」と教えて下さいました(かなり慌てて右手の勢至菩薩様に手を合わせたのは言うまでもありません)。
 頂いたお守りは今風のコンパクトなものと違い、かなり大振りな立派なお守り。僅かな時間の参拝でしたが、なんだか勢至菩薩三昧の気分を満喫して辞去。