大鳥神社(目黒)

御由緒

 JR目黒駅を出て権太坂を下った山手通りとの交差点に鎮座する大鳥神社。創建は大同元年(806)とされますが、社伝ではそれ以前、景行天皇の御代(71-130年)には既に国常立尊を祀った社があったとされています。
 しかし、現在の主祭神は日本武尊命で国常立命は日本武尊命の妃神である弟橘姫命と共に相殿神として祀られています。これが、創建年を確定させている大きな理由なのでしょう。
 日本武尊命は東征を行った際、ここにあった社に立ち寄り平定祈願をされたそうです。そして…少し興味深い記述があるので、神社の由緒から引用します。

また、部下の「目の病」の治癒を祈願されたところ、首尾よく東夷を平定し、部下の目の病も治り、
再び剣を持って働くことができるようになったので、当社を盲神めくらがみと称え、手近に持って居られた十握剣とつかのつるぎを当社に奉り(中略)「尊のみたまが当地に白鳥としてあらわれ給い、鳥明神とりみょうじんとして祀る」とあり、大同元年(西暦806年)には、社殿が造営されました。当社の社紋が鳳凰ほうおうの紋を用いているのは、このためです。
日本武尊の祈願成就の由緒により、目黒の祈願所といわれます。

大鳥神社 由緒

wikipediaでは、この「盲」が転じて「めぐろ」となり、地名になったとの記述がありますが、この由緒ではそこまで触れておらず、また機微に触れるワードだからか、目黒区でも語源を馬の毛色など諸説を挙げているものの「盲神」説には触れていません。なお、日本武尊命は、このご神恩に感謝して剣を奉納し、天武雲剣と呼んで現在も社宝とされているそうです。
 この大鳥神社は、現在はコンクリート製の社殿で、山手通りと目黒通りの交差点に位置しているため、どうしても静謐な環境とは言えない場所になってしまっていますが、区内最古の神社として永久に剣をお祀りし続けて欲しい良き神社です。
 賑やかな通り沿いでもあり、また目黒駅からも遠くなくアクセスの良い場所ですから、機会があればお立ち寄り頂きたい神社の一つです。

お気に入り度
 ★★★
雰囲気
 ★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★★

神社概要

【御祭神】 日本武尊、相殿 国常立尊、弟橘媛命

【社殿】

【鎮座地】 東京都目黒区下目黒3-1-2

【アクセス】 JR 目黒駅から徒歩7分

【創建】 大同元年(806)

【社格】 旧村社

【境内社】 目黒稲荷神社

【例祭】 9月9日前後の金-日曜日

【氏子】

【ご朱印】 あり

※  特記なし

【ご朱印帳】 あり

【HP】 オリジナル

【SNS】 なし

地図

参拝記

2021年12月28日:拙ブログ「終い不動と年末参拝」