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柿の木坂 正一位末広稲荷神社
御由緒
江戸時代。最も盛んだった元禄中期に京都伏見稲荷大社から勧請された神社です。
柿の木坂の通りから外れたところにひっそりと佇むさまは、とても清楚な感じがしてお稲荷さんと言えば賑やかな赤い雰囲気を想像していた私には、ちょっと意表をつかれた感じがしました。
勧請当時の柿の木坂は、おそらく今の高級住宅街とは全く違う田園風景だったのでしょう。その田園での五穀豊穣を願って建立されたお稲荷様は、今は静かな住宅街を優しく見守っているような感じです。
残念ながら昭和20(1945)年3月の大空襲で全焼し、社殿の他、史料も失われました。
私見ですが
お気に入り度
★★
雰囲気
★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★★
神社概要
【御祭神】
【社殿】
【鎮座地】 東京都目黒区柿の木坂2-26-24
【アクセス】 東急東横線 都立大学駅から徒歩8分
【創建】 元禄(1688〜1704)中期
【社格】
【境内社】
【例祭】
【氏子】
【ご朱印】 なし
※ 特記なし
【ご朱印帳】 なし
【HP】 なし
【SNS】 なし
地図
参拝記
都立大学駅から柿の木坂をパーシモンホールに向かって歩くけば、北野神社には出会えます。が、この末広稲荷神社は、柿の木坂から少し入ったところにあるので、注意して歩かないと気づくこともレアと思われる小さな神社です。
その神社も元禄中期、約300年前に建てられたもの、そして戦災で焼け落ちながら、その後、再建されていると聞けば、周囲から大切に思われていることが判ります。実際、Google Mapに案内されながら神社の前につくと、いや、神社の前で、ようやく「あ、ここか!」と気づくくらいにひっそりとした佇まいのお社ながら、鳥居の向こうには清浄な雰囲気に包まれます。
由緒書によれば、元禄中期に伏見稲荷から勧請したようですから、おそらくの御祭神は宇迦之御魂神と思われますが、御祭神に関する記述がなくこのページでは御祭神欄を空白にしています。
柿の木坂の静謐な住宅に囲まれた小さな神社、大切にしたい東京の風景です。