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多田神社

文武両道の神

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御由緒

 御祭神は清和天皇の御曾孫である多田満仲公です。と言っても、ちょっと馴染みがないかと思いますが、酒呑童子伝説で有名な源頼光の父であり、前九年の役、後三年の役で名を残す源頼義、義家の父子のそれぞれ祖父、曽祖父にあたる「多田源氏」の祖が満仲公です。
 公は、文武に秀で、武勲では鎮守府将軍に任じられ、また住吉大社の神託を受けて現在の兵庫県にある多田盆地を所領として開拓し、農業、地域の発展に寄与しました。
 この多田満仲公の影響力は関東でも遺され、第4子である頼信公は平忠常を討ち関東を平定、その子、孫である頼義、義家の父子二公が前九年後三年を勝ち抜きます。そして、後三年の役の凱旋の途中、寛治6年(1092)年、祈願達成の報告を杉並区にある大宮八幡宮に参拝し、そこで宝仙寺を別当寺として建立し、更に大宮八幡宮造建時の八幡宮神供の雑色料の地、あるいは大宮八幡宮に務める雑色の住まいのあった神社の所在地に祖である満仲公の祠を建立したのが多田神社の始まりと言われています。以後、雑色村の鎮守となって地域の住民に崇敬し続けられており、これが江戸時代後期の地誌「武蔵名勝図会」にも書かれています。

私見ですが

鳥居を潜ると現代的な社務所があり、その先には脇の坂道に沿うようにある階段。これをえっちらと登りきったところに拝殿があります。普通なら、拝殿を見たところで「聖域だなぁ」と感じることが多いのですが、この神社では社務所の前から既に聖域感がヒシヒシと感じられ、比較的急な階段も気持ちよく登ることができます(暑い最中の初参拝でも気持ちよかったんですねぇ)。
文武両道をヌネとした御祭神。その御威光なんでしょうか、階段ぐらいなんのその。気持ちよく参拝ができました。
また、その後に社務所で御朱印をお願いしていますが、これも快く対応して頂け、何だか一神社で二度、ありがたい感覚を覚えることができました。

お気に入り度
 ★★★★★
雰囲気
 ★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★★

神社概要

【御祭神】 贈正一位鎮守府将軍 多田満仲(源満仲)公

【社殿】

【鎮座地】 東京都中野区南台3-43-1

【アクセス】東京メトロ丸ノ内線 方南町駅から徒歩7分
      京王線 笹塚駅から徒歩17分

【創建】 寛治6(1092)年

【社格】

【境内社】多田稲荷神社、榛名神社、御嶽神社、阿夫利神社

【例祭】 8月27日

【氏子】

【ご朱印】 あり

※ 特記なし

【ご朱印帳】

【HP】 オリジナル

【SNS】 instagram
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地図

神社お得意のご利益

 勝運、金運、学業成就

参拝記

 2020年7月、未だ梅雨の晴れ間という蒸し暑い中で訪れた多田神社。全く予備知識のない初参拝となりました。その第一印象は「空気が違う」です。木立に入った冷涼感とも違う、清々しい空気を感じて「なんだ?」と思って足を拝殿へ向かわせます。
 予備知識がないのは恐ろしいもので、この段階では住宅地にある小さな神社として頭の中に絵図を描きながら歩いていたのですが、社殿を見て「あらら、これは立派な神社でした」とちょっとお詫びをしつつ、二礼二拍手一礼。振り返ると、愛らしい表情の狛犬と目が会います。
 境内社にもお参りして、もし頂ければ…と思って社務所に向かい、これまたご丁寧な対応の上で御朱印を頂戴できました。御朱印には、先程の狛犬が描かれていて、自分にとってお気に入りの神社と御朱印が一度に見つけられました!

ギャラリー

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