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三宝寺(三寶寺、石神井不動)
石神井公園近くの名刹
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御由緒
室町時代の初期、三代将軍 義満の時代、応永元年(1394年)に開山した練馬区の古刹、三寶寺(三宝寺)。初の参拝が2022年、冬。これで東京の関東三十六不動尊霊場の止めとなりました。
それに相応しいというか、とても大きな伽藍と歴史に彩られた古さと、一方で新しさのあるお寺です。お寺は石神井付近を治めていた豊島氏が帰依し発展します。当時は石神井城内にあったのでしょうか、太田道灌が豊島氏と争い落城すると文明9(1477)年に現在は野球場となっている場所から現在地へと移転しています。しかし、以後、後北条氏、そして徳川家から篤く庇護されて栄え、本寺格として数十の末寺を抱えていたと言います。
徳川時代、家光は鷹狩の際、この寺を休憩所としても利用していました。その事から、このお寺の山門は「御成門」とも呼ばれています。また目立つところとして、本堂脇の長屋門は勝海舟邸からの移築であり、練馬区指定の文化財ですし、阿弥陀三尊来迎板碑も文化財指定を受けています。
広い境内には、多くのお堂や石像が並んでいますが、目立つところでは純白の平和観音像(十一面観音像)が9mもあり、見守られている感がひしひしと心に伝わってきます。また根本中堂として多宝塔が置かれ、本堂裏手には奥の院として大師堂が建てられています。特に大師堂は、木立に囲まれているため、とても静かで本堂と大師堂をつなぐ渡り廊下の足音が響くくらいに静寂な神秘的な空間になっています。
山門に戻る途中にある大きなお堂は大黒堂で、出世開運大黒天様が祀られています。そのお堂の前には、願掛けの打ち出の小槌が置かれていて、これに社務所で頂ける金箔を貼ると開運できるかもですね。
さて奥の院の更に奥には立入禁止の竹林、竹林によって隔てられた石神井公園にはお寺に因んだ「三宝寺池」があります。この池は、かつて武蔵野三大湧水池とされ、石神井池、そして石神井川の水源となっています。ただ残念ながら市街化と共に湧水量が減り、現在はポンプで地下水を汲み上げているそうです。
私見ですが
初参拝で、到着したのが15時を大きく回って16時近く。お坊さんが忙しく片付けをされている中でした。そんな中、隅々まで拝見したかったのですが、鬱も手伝ってのんびり歩くのすら気が引けてしまい、再参拝を必ずしたいお寺!として記憶しておきます。
お気に入り度
★★★★
雰囲気
★★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★
寺院概要
【山号/院号】 亀頂山/密乗院
【宗派、御本尊】真言宗智山派/不動明王
【所在地】 東京都練馬区石神井台1-15-6
【アクセス】西武池袋線 石神井公園駅から徒歩18分
西武新宿線 南石神井から徒歩17分
【開山】 応永元年(1394年)
【ご朱印】 あり
※ 不動明王、十一面観音、大黒天の三種あり
【ご朱印帳】あり
【HP】
【SNS】 なし
地図
お寺得意の御利益
出世開運(開運出世大黒)