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池上大坊 本行寺
御由緒
日蓮宗 宗祖の日蓮聖人がご入滅の地としてご霊場となっています。
日蓮聖人は、建治3(1277)年に胃腸系の病を患ったと言われ、その病状が進む中、弘安5(1282)年9月8日に秋から冬になり寒さが厳しくなる山梨県身延山から常陸国で湯治療養を行うため旅に出ました。そして十日後の18日、現在の大田区池上にあった鎌倉幕府の作事奉行 池上宗仲公の館に到着します。聖人はここで療養しつつ、弟子や信者に「立正安国論」の講義をしていたと言います。しかし病は次第に重くなり、10月13日辰の刻、61年の生涯を閉じています。そしてこの時、大地は揺れ、庭にあった桜が一斉に花をつけたと伝えられています。
その後、池上宗仲公は館を寄進して寺とし、本行寺が創建されたのです。本行寺は、隣接する池上本門寺の末頭(子院)の理境院、照栄院と共に池上三院家の筆頭首席とされ「大坊」と呼ばれ、正面の赤門が格式の高さを示しているそうです。
境内には聖人が入滅の地として仏間跡に建てられたお堂が「ご臨終の間」と呼ばれており、聖人入滅時に花を咲かせた桜は、「お会式桜」として敷地内に現存しています。なお、毎年旧暦の10月頃に花を咲かせるそうです。
都内にあり、また賑やかな本門寺に隣接していながら、不思議と山里のような静かな雰囲気の本行寺。正直、日蓮宗のお寺に敷居の高さを感じる私にも心穏やかに過ごせるお寺です。
お気に入り度
★★★
雰囲気
★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★★
寺院概要
【山号/院号】 長崇山/-
【宗派、御本尊】日蓮宗/一塔両尊四士
【所在地】 東京都大田区池上2-10-5
【アクセス】 東急池上線 池上駅から徒歩10分
都営浅草線 西馬込駅から徒歩10分
【開山】 弘安6(1283)年
【ご朱印】 あり
※ 特記なし
【ご朱印帳】 あり
【HP】 オリジナル
【SNS】 なし
地図
寺院お得意の御利益
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ギャラリー
参拝記
大黒様のお守りをいただきに再訪したい…