円乗院

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御由緒

 開山、開基などは不詳ですが、記録から遅くとも寛永2年(1625)以前からあったものと考えられます。
 旧来の本尊は不動明王だったとも見えるのですが、現在は大日如来像とされています。
 境内は享保年間(1716~1736)に一度、炎上したものの再建されましたが、次は昭和20年(1945)の空襲で再度、全焼してしましまた。この再建にあたり、本堂は昭和29年、秋田佐竹侯の菩提寺である台東区橋場の総泉寺にあった旧本堂を移築しています。
 境内地周辺では昭和元年〜2年の耕地整理にあたり、竪穴住居5軒と環濠の断面が発見され、合わせて弥生土器26点が発掘・採集されています。これらは当時、世田谷区内では珍しいまとまった弥生時代遺物とされ「円乗院式土器」と呼ばれています。現在は区指定有形文化財に指定され、郷土資料館で保管されています。

私見ですが

境内に入ってすぐに目に入るのは真っ黒な枯れ木。寂れたお寺ならまだしも、綺麗に整えられた中で一種異様な迫力があります。
境内の由緒書を見ると、元々高野槇の大木だったものが戦災で焼け、その当時のままの姿を残すことで戦争の悲惨さを伝えているそうです。
戦争、特に本土での戦いはこうした長い歴史のあるお寺や神社を焼き尽くし、文化や大切な伝承すら失うことになってしまいます。そうならないよう、国家安寧のために少しでも役に立てればと思わせてくれる大木です。

お気に入り度
 ★★★
雰囲気
 ★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★

寺院概要

【山号/寺号】 代永山/真勝寺

【宗派、御本尊】真言宗豊山派/大日如来

【所在地】 東京都世田谷区代田2-17-3

【アクセス】 小田急線 世田谷代田駅から徒歩6分

【開山】 不詳(寛永2年-1625以前)

【ご朱印】

※  特記なし

【ご朱印帳】

【HP】 

【SNS】 なし

地図

寺院お得意の御利益

ひと足伸ばして

ギャラリー

参拝記

 円乗院には、全く初めての参拝となりました。白壁に囲まれた明るい境内に入ると、まず目に入ったのが、絵本に出てくる魔女の家にでも生えていそうな真っ黒な木でした。
 近づいて見ると、虫食いの穴も見える枯れ木なのです。が、これが境内の真ん中にズンといるのです。「変だなぁ」と思って、木の足元をみると戦災で焼けてしまったものを保存しているとのこと。この形で戦争の記憶を繋いでいる様子は初めて見た気がします。また、高野槇と言えば、悠仁親王殿下のお印です。親王殿下の御代になっても日本が平和であるよう、お願いしてきました。