宇山稲荷神社

合祀を乗り越えた神社

御由緒

 御由緒は不詳ですが、新規に作られた村に寺と神社を建立することを奨励した江戸幕府が久成院と併せ、宇奈根山谷の鎮守社として建立したものと考えられています。
 では、宇奈根山谷地域が拓かれた所以なのですが、付近の多摩川沿いの宇奈根にいた人々が幕府による新田開発の奨励、また多摩川の洪水などによって移住してきたと言われています。そのため、宇奈根山谷と古く呼ばれていたのが短縮されたものが、今の桜丘4丁目の旧名「宇山」なのです。ちなみに「うざん」と詠みます(ちょっとだけ世田谷難読系の地名ですね)。
 ここで少し不思議になるのが、宇奈根から移住してきた人たちの産土神となると、宇奈根の氷川神社が思い浮かびます。が、ここでは稲荷神社になっています。なので単純に勧請したものではなく、新田開発に合わせて五穀豊穣を願って稲荷神社としたのではないかな?と想像しています。
 もう一つの疑問がありました。境内は広いものの決して氏子地域が広範ではありません。桜丘4丁目だけみたいなんですね。そうなると明治の一村一社によって、合祀されていてもおかしくありません。で、調べてみると、どうやら一度、明治42年に世田谷八幡宮に合祀されていたようです。しかし、社地はそのまま残される時々みかける形式上の合祀だったと推察されます。
 そして昭和29年、宗教法人として神社庁本庁に登録されています。

お気に入り度
 ★★★
雰囲気
 ★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★

神社概要

【御祭神】倉稲魂神

【例大祭】10月第1週の日曜日

【鎮座地】東京都世田谷区桜丘4-14-18

【創建】    不詳(江戸期)

【氏子地域】桜丘4丁目

【HP】      

【Twitter】なし

【アクセス】東急バス 宇山バス停から徒歩4分
      小田急線 千歳船橋駅から徒歩14分
      東急田園都市線 用賀駅から徒歩28分

地図

神社お得意のご利益

ひと足伸ばして

ギャラリー

参拝記

 この神社には数年前、ぷらっと参拝したことがありました。ただ、夕方近くだったこともあって、ただお参りをしただけで、正確な場所も社号も記憶が朧だったのです。
 それが、このサイトを作り始めてから「うーん、中々見つからないな」と思い、朧な記憶を頼りにGoogle Mapからあたりを付けたのが当社でした。
 広い境内は、とても静かなのですし、三方が道路に囲まれた開放的な作りですが、なんとなく落ち着いた雰囲気が印象的です。また、調べてみて、それまでバスの停留所だけで認識していた「宇山(うざん)」という独特な地名の由来も腹に落ち、ダブルでスッキリしています。