目次
海雲寺
品川千躰三宝荒神王
御由緒
建長3(1251)年、不山と言う僧によって拓かれた海雲寺は、当初、庵瑞林とされ、臨済宗の海晏寺境内にありました。
慶長元年(1596年)、海晏寺の五世 分外祖耕大和尚を開山とし現在に続く曹洞宗へと改宗し、更に寛文元年(1661年)になって寺号を海雲寺へと改めています。十一面観世音菩薩がご本尊で建長3年の開山当時に仏師の春日が作ったものとされています。
別名となっている品川千躰三宝大荒神王は鎮守としてを祀れており、またトイレの神様とも言われる烏瑟娑摩明王も祀られています。
お気に入り度
★★
雰囲気
★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★★
寺院概要
【山号/院号】 龍吟山/-
【宗派、御本尊】曹洞宗/十一面観世音菩薩
【所在地】 東京都品川区南品川3-5-21
【アクセス】京浜急行 青物横丁駅から徒歩4分
りんかい線 品川シーサイド駅から徒歩10分
【開山】 建長3(1251)年
【ご朱印】
※ 特記なし
【ご朱印帳】
【HP】 オリジナル
【SNS】 なし
地図
お寺得意の御利益
不浄を清浄に、台所の守護神
参拝記
荒神様。と言えば台所の神様。火伏せなどのご利益で知られています。御札も見かけるものの実際に祀られているところは観たことがありませんでした。千体荒神というと、五百羅漢などのように荒神様が千体置かれているように思ってしまいますが、一体しかいらっしゃいません。この理由は、どうやら島原の乱に鍋島直澄が出陣する際、天草の荒神が原にあった荒神様に詣でて、必勝祈願をされたところ、直澄の前には必ず千余の神兵が現れるようになり、その神兵が荒神王の荒れ狂うようなすさまじさで、乱の暴徒を鎮めたと言う逸話に遡るようです。以後、鍋島家で尊像を守護し、高輪二本榎木にあった屋敷へと遷座して篤く信仰していたそうです。そして、縁あって明和7(1770)年寅3月に勧請したものだそうです。