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秋葉神社(向島)
御由緒
創建は正応2年、鎌倉時代と言われています。当時は、千代世稲荷大明神と呼ばれていた稲荷神社だったようです。ただ、それほどには大きなものではなかった様子が伺えます。しかし江戸に入り元禄時代のはじめ大きな変化を迎えます。これは修験者だった千葉葉栄が神感得てここに参ります。そして当時の村長だった岩田与右衛門を通じて寺社奉行に請願し、更には上州沼田城主本多正永の報賛を得て、元禄15年(1702)立派な社殿を築くとともに、秋葉稲荷両社と称するようになります。また別当寺、千葉満願寺が建立されています。この時に稲荷神社から秋葉+稲荷神社へと性質が変わっているのですね。
そして火防の神として、更には産業振興、縁結びの御利益で信仰を集め、安藤広重の「江戸名所百景」では紅葉の名所として描かれるほど繁栄の時代を迎えます。
明治時代に入り、神仏分離が進む中で満願寺は廃寺となり、社号も秋葉神社へと改められています。
現在は、関東大震災での火災、そして戦災により2度焼け落ちた後での復興された姿を見ることになりますが、正面の狛犬は高熱で焼かれたために、大きな欠損ができています。それが、歴史の酷な一面と、傷ついてもなお、神社を護る姿の神々しさを感じさせてくれます。
神社概要
【御祭神】 火産霊命(千栄秋葉大権現)、宇迦之御魂命(千代世稲荷大明神)
【社殿】
【鎮座地】 東京都墨田区向島4-9-13
【アクセス】 東武鉄道 スカイツリーライン・亀戸線 曳舟駅から徒歩8分
東武鉄道 とうきょうスカイツリー駅から徒歩10分
【創建】正応2年(1289)
【社格】
【境内社】
【例祭】9月中旬
【氏子】
【ご朱印】 あり
※ 特記なし
【ご朱印帳】 なし
【HP】
【SNS】
地図
神社お得意のご利益
ひと足伸ばして
ギャラリー
参拝記
暑い中の参拝でしたが、神社特有の涼やかな空気の中でお参りが出来ました。狛犬は一見して、それなりの古さを感じましたが、御朱印を頂く際にお伺いしたところ、戦災や震災で焼かれてしまったので…。との事でした。神々しさもある一方、歯がむき出しになっているのが笑顔にも見えてくる楽しい狛犬です。