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牛嶋神社
御由緒
貞観2年(860)頃、慈覚大師が一草庵で素盞之雄命が権現となった老翁に会い、その託宣で建立した神社だと言われています。
別名「うしのごぜん社」とも呼ばれますが、これは祭神の須佐之男命が牛頭大王とも言われることに由来するのでしょうか。そして、そのためか境内にはたくさんの牛がいます。まず有名なのが撫牛ですが、これは自分の悪い部分と牛の同じ部分を撫でると病が治ると言われ、それだけではなく心も治るという心身回癒の祈願物とされています。また、拝殿の前には狛牛が一対、更に包丁塚にも牛です。食肉系の団体が奉納したようですから、包丁と言うよりも牛肉…牛のような気もしますが…。
また、神社の三方に鳥居がありますが、正面は三輪鳥居になっています。2018年の台風24号で倒壊した鳥居が2019年に再建されたものですが、非常に少ない様式ですから、これだけでも一見の価値ありなのです。また、社殿は総檜造り。
なお、以前はもう少し北にあったようですが、関東大震災で社殿が炎上し、その後、隅田公園が整備されたのに合わせ現在の場所に移転したそうです。かつて牛嶋神社に隣接していた三囲神社は江戸時代に南へ移転していますから、お互いちょっとずつ離れていたのですね。
神社概要
【御祭神】 須佐之男命、天之穂日命、貞辰親王命
【社殿】総檜権現造
【鎮座地】 東京都墨田区向島1-4-5
【アクセス】 都営地下鉄 浅草線 本所吾妻橋駅から徒歩3分
東武スカイツリーライン とうきょうスカイツリー駅から徒歩3分
東京メトロ 銀座線 浅草駅 徒歩10分
【創建】貞観2年(860年)
【社格】旧郷社
【境内社】 小梅稲荷神社
【例祭】9月15日
【氏子】
【ご朱印】
※ 特記なし
【ご朱印帳】 なし
【HP】 東京都神社庁
【SNS】 T