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浅草神社(三社様)

御由緒

 御祭神は耳慣れない三柱がお祀りされています。この内、檜前浜成命、檜前武成命は推古天皇の御代にいた漁師の兄弟です。この二人が漁に出たある日、何度、投網を投げ入れても人形が掛かるだけで魚は捕れません。これでは商売上がったりです。引き上げられた人形を何度か海中に投げ入れ、更には場所を変えても魚は捕れず同じ人形が引っかかるのです。こうなると漁は諦め、不思議な人形を槐の木の切株に安置しました。
 兄弟はこの不思議な出来事を郷土の文化人だった土師真中知と言う人に報告します。すると、土師は「これぞ聖観世音菩薩の仏像にして現世御利益仏たり、自らも帰依の念深き仏体である」と告げたのです。
 この事を聞いた兄弟はその功徳を知って信心をもつようになり、深く観音を念じ名号を唱えて、「吾ら漁師なれば漁労無くしてはその日の生活も困る者故、明日は宜しく大量得さしめ給へ」と厚く祈念すると、翌日から船中は願いの通り大漁に恵まれるようになります。
 一方の土師氏は間もなく剃髪して沙門(僧侶)となり、自宅を寺として観音像を奉安し供養護持の傍ら人々への教化に生涯を捧げらたのです。
 この神社は浅草寺、そして浅草の発展の功労神として祀られているのです。
美しい社殿は国の重要文化財に指定されており、また境内社の被官稲荷神社と共にパワースポットとして有名です。

お気に入り度
 ★★★
雰囲気
 ★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★★

神社概要

【主祭神】土師真中知命、檜前浜成命、檜前武成命

【社殿】権現造

【鎮座地】 東京都台東区浅草2-3-1

【アクセス】 東京メトロ銀座線 浅草駅から徒歩7分

【創建】 不詳

【社格】

【境内社】被官稲荷神社

【例祭】 五月の第三金・土・日曜日(三社祭)

【氏子】 台東区浅草
     台東区花川戸
     台東区千束一丁目
     台東区千束二丁目1~32
     台東区千束三丁目2~18・20・21
     台東区千束四丁目1~11
     台東区東浅草二丁目6~9・27・28
台東区日本堤一丁目1・22~24・40
     台東区日本堤一丁目二丁目1・28~29
     台東区清川二丁目4~6・14~18・22・28~34・37~39
台東区西浅草一丁目、三丁目
     台東区雷門
     台東区駒形一丁目6~12、二丁目1・6・7
台東区寿一丁目1~9・15~19
    台東区寿二丁目1~4・9~10
    台東区寿三丁目15~21、四丁目全域

【ご朱印】 神社及び被官稲荷神社の2種あり

※ 特記なし

【ご朱印帳】 あり

【HP】オリジナルサイト

【SNS】 Twitter:@asakusajinjia
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地図

神社お得意のご利益

火伏、商売繁盛、家内安全、諸願成就