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第六天榊神社

御由緒

 第六天神の総本宮とも言われる第六天榊神社は、景行天皇40年(110)日本武尊が、東征下向の際、この地に国土創成の祖神である皇祖二柱の神を鎮祭し、奉持していた白銅の宝鏡を納めて国家鎮護の神宮とした事に始まったと言います。
 古くから第六天神宮と号されていましたが、明治6年に榊神社と改称しました。
 鎮座地は、森田町(現蔵前3丁目)でしたが、享保4年(1719)に浅草不唱小名(柳橋1丁目)へ遷座、昭和3年浅草文庫の跡地であった当地へ移転しました。
 浅草文庫は、明治7年(1874)7月に創設された官立の図書館で、当時の蔵書数は11万冊あるいは、13万冊以上ともいわれいます。現在、その蔵書は、国立公文書館内閣文庫や国立国会図書館、東京国立博物館などに所蔵され、太政大臣三条実美の筆蹟と伝える「浅草文庫」の朱印が押されています。明治14年5月に閉鎖されると、跡地は翌15年に設立の東京職工学校(旧東京高等工業学校、現東京工業大学)の敷地の一部となり、関東大震災後の大正13年、東京高等工業学校は目黒区大岡山に移転。その後、昭和3年から現状の境内地ということになります。

神社概要

【主祭神】天神第六代坐榊皇大御神、面足尊惶根尊

【社殿】

【鎮座地】 東京都台東区蔵前1-4-3

【アクセス】 JR 浅草橋駅から徒歩5分
       都営地下鉄浅草線 蔵前駅から徒歩3分
       都バス 蔵前一丁目から徒歩2分

【創建】 景行天皇40年(110)

【社格】旧村社

【境内社】繁盛稲荷神社、七福稲荷神社、事比羅神社・豊受神社

【例祭】 6月5日

【氏子】 

【ご朱印】 あり

※ 特記なし

【ご朱印帳】 あり

【HP】東京都神社庁

【SNS】 なし

地図

神社お得意のご利益

ひと足伸ばして

ギャラリー

参拝記

 両国から歩き、隅田川を渡ったところにある榊神社。まず印象的なのが、「榊神社」と号された石碑。「あれ?第六天は?」と思ったのですが、登録されている社号は榊神社、そして通称としての第六天榊神社なのですね。年号や石工は見ずに過ごしてしまいましたが、筋肉質の狛犬も中々の迫力。
 授与所が閉まっていたので、拝殿右手のお住まいらしき建物でお願いをしています(張り紙もありましたので)。インターホンを押して暫く待っている間に、後ろに3−4人の行列が…。すると、引き戸を開けた奥様が「あらら」と。それほど普段は、並ばないんでしょうね。
 素朴な雰囲気ですが、とても素敵な神社でした。