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寛永寺 不忍池辯天堂
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御由緒
清水観音堂から不忍池に向かって正面に位置する不忍池辯天堂、その名の通り弁財天様がご本尊となる寛永寺のお堂です。
建立は、寛永年間(1536~1643)、天海僧正によるもので、上野の山を比叡山と見立てた時に不忍池を琵琶湖として、不忍池に聖天様が祀られていた小島を名君として名を遺している水谷勝隆の協力を得て造成し、竹生島に見立てた上で宝厳寺に相当するお堂として辯天堂を建立したと言います。
現在は、不忍池から徒歩で渡れるようになっていますが、当初は琵琶湖の竹生島と同様、渡し船を使って参詣していました。しかし、江戸の街が栄え、参詣者も増えるに従って橋が書けられたそうです。
現在のお堂は、昭和20(1945)年の空襲で焼け落ちた後、昭和33(1958)年に再建されたもので、天井には昭和41(1966)年に児玉希望画伯により龍画が描かれています。
ご本尊は一面八臂の弁才天像で、年に9月に行われる「巳成金大祭」の1日のみご開帳となります。
また、境内には大黒天堂があり、言い伝えとして祀られている大黒様は豊臣秀吉公が大切にしていたとされる三面大黒天様で、火災や震災、戦災を逃れて家門繁栄や富貴のご利益を振りまいていらっしゃいます。こちらも普段は戸が閉められていますが、毎月の縁日法要で護摩供養が行われ、御開帳となります。
そして最近、お堂の前に宇賀神王さまの石像が安置されるようになりました。弁財天、大黒天、宇賀神王、各尊共に財運のご利益を授けてくださいます。気になるパワースポットですね。
私見ですが
昔は船で渡らなければならなかったのは、とても不便だったし、今の参拝者の数を考えると渡し船の船頭さんも大変な重労働だったのではないでしょうか。
寛永寺の各お堂の中でも、一二を争う賑やかさ、そして傍らにある三面大黒天のお堂など、弁財天・宇賀神様など、いわゆる福神が集まっている小島。福徳が所願になっている人の多さが「業」を感じさせず、むしろ楽しくお参りできるようになっているのは、天海僧正が設計した意図の通りなのかもしれませんね。
お気に入り度
★★★
雰囲気
★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★★
寺院概要
【山号】東叡山
【院号】
【宗派、御本尊】天台宗/辯才天
【所在地】 東京都台東区上野公園2-1
【アクセス】 JR 上野駅から徒歩12分
東京メトロ 千代田線 湯島駅から徒歩11分
都営地下鉄 大江戸線 上野御徒町駅から徒歩9分
【開山】 寛永年間(1624-1645)
【ご朱印】 あり
※ 特記なし
【ご朱印帳】 あり
【HP】 オリジナル
【SNS】 なし
地図
寺院お得意のご利益
音楽、芸能、金運上昇