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三島神社(下谷)

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御由緒

 鎌倉幕府の御家人で伊予水軍の将、河野通有が元寇の際、氏神である三島大明神(大山祇神社)に戦勝を祈願して出陣しました。結果、三島大明神の神使である白鷺の導きにより華々しい武勲を挙げ、その帰途、武蔵国豊島郡に三島大明神を勧請せよというお告げを受けます。そして、お告げに従って上野山内の河野氏の館に奉斎したのが神社の始まりだと言われています。

 慶安3年(1650)、徳川家光より社地移転を命じられ、金杉村(台東区根岸)に遷座します。そして更には宝永7年(1710)、社地が幕府の御用地となったため、浅草小揚町(台東区寿)へと遷された(寿四丁目の本社三島神社がこれに当たります)。
 しかし、氏神様が遠くて困るとして金杉村字金杉町の火除稲荷神社社地に分霊を勧請した。これが金杉町(下谷)にある現在の三島神社となります。また、同じく金杉村根岸の氏子が本社三島神社より分霊を勧請し、熊野神社に合祀したのが根岸一丁目の元三島神社です。

 歴代宮司は河野通有の子孫が務めていらっしゃるそうです。

 お守りや貼り紙に「落ちない」が書かれています。神社のキャッチコピーのようです。これは、昔、武蔵野に雷が多く人々を恐れさせていたそうなのです。そして、ある時、三島神社に雷が落ちて、これを神主さんが井戸に封じ込めたそうです。この雷って…雷様のことですね。そして雷が井戸から出すよう頼んできたので、「二度とこの地に落ちるな」と約束させて解放したそうです。
 それ以来、このあたりには雷が落ちないといわれ、雷除けの井戸として信仰されているとのこと。この故事から「落ちない」神社になったのです。

私見ですが

雷様が落ちてくると言うお話が残る神社は幾つかお参りしたことがありますが、やはり「以後、落ちない」というのがお約束となっているそうで、結果として受験のご利益が謳われているところが多いようです。
宮司さんは女性で、御神事の直後に御朱印をお願いしたのですが、とてもにこやかに対応して頂きました。雷様も宮司さんのご先祖様ににこやかに、でもキッチリ怒られたんでしょうか(😁)。

お気に入り度
 ★★★
雰囲気
 ★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★★

神社概要

【主祭神】大山祇命

【社殿】

【鎮座地】 東京都台東区下谷3-7-5

【アクセス】 東京メトロ 日比谷線 入谷駅から徒歩8分
       JR 京浜東北線・山手線 鶯谷駅から徒歩15分
       都営バス 下谷三丁目から徒歩30秒

【創建】 弘安4年(1281)

【社格】旧村社

【境内社】火除稲荷神社

【例祭】 6月14日-15日に近い土-日曜日

【氏子】 
下谷2丁目20
下谷3丁目3
根岸3丁目15/16-1号・2号の一部・11〜17号/18-1-2号・21-24号
根岸4丁目1-1-2号・21-30号
下谷3丁目4/6-8
根岸4丁目 17-1-2号・9〜13号、18-2号の一部/8-12号、19-1号・2号の一部/6号の一部/7-10号
下谷3丁目 11-20
根岸5丁目1、12-14
三ノ輪1丁目1-25
入谷1丁目 29-31
入谷2丁目 34-37
下谷3丁目1/9-10
竜泉1丁目6-16/26-29

【ご朱印】 あり

※ 限定御朱印あり

【ご朱印帳】 あり

【HP】オリジナル

【SNS】 なし

地図

神社お得意のご利益

試験合格、商売繁盛

ひと足伸ばして

ギャラリー

参拝記

 15時もまわり、急ぎ足での到着となったこの日。ちょうど、宮司様が火除稲荷に祝詞をあげられているところでした。
 火除稲荷、拝殿と参拝を終えて御朱印をいただこうとすると、宮司さんに社務所でにこやかに迎えていただき、飴と由緒書などを貰いつつ、御朱印を頂戴しました。
 その由緒書で、境内に入る時に気になった井戸、そして目につく「落ちない」の文字の関係性に気づき「なるほど」と言う伝説を把握!なるほどです!!