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天海僧正毛髪塔
御由緒
天海僧正。徳川家康から家光までの三代将軍の懐刀、知恵袋的…あるいは為政の黒幕的な存在として有名な謎多き人物です。108歳という長寿を寛永20年(1643)年に終えた後、ここにあった本覚院に遺髪が収められ、後にそれを祀る塔をつくり毛髪塔と呼ばれるようになったそうです。
清水観音堂を出てJR線方向に真っ直ぐ歩いた木立の中で、ひっそりと建つ塔は、周りに玉垣や灯籠がなければ公園内の他のオブジェと変わらず見過ごしてしまいそうなくらいです。そして看板も英語で「Hair Pagoda for Priest Tenkai」かかれた案内板ぐらいで、まるで普通の人には気づかせたくないのかと思うほどです。
また僧侶とは言え、剃髪もされていたでしょうし、最晩年にはもしかしたら剃髪が滞り、若干の長さのある髪の毛が生えていたのかもしれませんね。
毛量や長さよりも、江戸初期最大のミステリアスな人物、天海僧正を最も身近に感じられる気のする聖域です。
お気に入り度
★★★
雰囲気
★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★★★
寺院概要
【山号】東叡山/-
【院号】
【宗派、御本尊】天台宗
【所在地】 東京都台東区上野公園1
【アクセス】 JR 上野駅から徒歩3分
JR 鶯谷駅から徒歩13分
【初建】 寛永20年(1643)年以後
【ご朱印】 なし
※ 特記なし
【ご朱印帳】 なし
【HP】 なし
【SNS】 なし