東禅寺
御由緒
江戸六地蔵の2番が見守る東禅寺。永代寺は別として比較的広々とした境内に坐している像が多いのですが、こちらは、ご本堂と道路との間にコンパクトに鎮座しています。
また、特徴的なこととして、他の4尊は造立当時は金鍍金で装飾されていたのですが、こちらは弁柄という酸化鉄の着色料の上から金箔を貼り付けていたそうです。
安置場所の関係もあり、六地蔵の中で、もっとも至近距離から拝むことができるのは、細かく観察したい人には最高でしょう。
このお寺、住宅地の中にあり、面する道路は南北に走る少し狭い道なのです。そして、私の場合、北側から向かったために地蔵尊よりも先に老男女の銅像が目に入りました。実は、これがパンの木村屋の創業者、木村安兵衛・ぶん夫妻の像です。このお寺が菩提寺となっているようで、地蔵尊の前の塀にも木村屋の銘が刻まれていますし、HPの社史にも東禅寺に夫妻の像を建立したことが書かれていることから篤い関係性を感じることができます。
寺院概要
【山号】洞雲山
【宗派、御本尊】曹洞宗/釈迦如来坐像
【所在地】 台東区東浅草2-12-13
【アクセス】 都バス 吉原大門から徒歩3分
東京メトロ日比谷線 三ノ輪駅から徒歩16分
【開山】 寛永元年(1624年)
【ご朱印】 あり
※ 御本尊と江戸六地蔵の二種あり
【ご朱印帳】
【HP】
【SNS】 なし