
目次
穴澤天神社
少彦名命を祀る天神社は式内社
御由緒
よみうりランド駅から、徒歩5分。と言いながら、結構な坂道と階段に囲まれた立地の穴澤天神社。行く前には、菅原道真公が主祭神だと思っていましたが、こちらの主祭神は、少彦名命となっています。
御朱印にも書かれるように、この神社は延喜式神名帳にある「武藏國多磨郡穴澤神社」に比定される論社となっていて、伝えられる創建は紀元前389年と非常に古い神社です。
先程も書いたように、この神社は坂と階段で囲まれたようなアクセスになります。山の中腹から矢野口を見渡すような立地ですね。元々が静かな田園地帯ですから、余計に静かな印象です。
御祭神は主祭神に少彦名命、相殿として管神(菅原道真)と大己貴命が祀られています。少彦名命は酒造の神として知られ、また大国主命(大己貴命)の国造りに義兄弟として協力した神様としても知られています。また、知識の神でもあり、両相殿神との関係が良いようです。
歴史的に見ると、主祭神は元来、土着神(穴澤神)だという議論もあるようですが、この説を裏付ける資料を残念ながら見つけられていません。
相殿の管神(菅原道真)は、元禄7(1694)に天満神社から合祀。大己貴命
は、大正7(1918)年に国安神社の祭神を合祀したものです。「天神社」と言えば、主祭神は菅原道真公が定番ですが、こちらは元々少彦名命あるいは少彦名命に比定される神様がいて、そこに管神を合祀したところで天神社としての性質を帯びたのでしょうか。
また「穴澤」という社号ですが、先程書いたように、穴澤神があってという味方もあるのかもしれませんが、その「穴澤」自体は境内下にある横穴を指しているようです。
お気に入り度
★★★
雰囲気
★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★★
神社概要
【御祭神】 主祭神 少彦名命、相殿 管神(菅原道真)、大己貴命
【社殿】 神明造
【鎮座地】 東京都稲城市矢野口3292
【アクセス】 京王相模原線 京王よみうりランド駅から徒歩5分
JR南武線 矢野口駅から徒歩20分
【創建】 孝安天皇4(紀元前389)年
【社格】式内社(小)論社、旧郷社
【境内社】稲荷社、神明神社、山王神社、辨天社
【例祭】 8月25日
【氏子】
【ご朱印】 あり
※ 特記なし
【ご朱印帳】
【HP】
【SNS】 なし
地図
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