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甲斐国一宮 浅間神社

御由緒

 社伝によれば垂仁天皇8(紀元前22)年の正月、神山の麓、つまり現在の摂社 山宮神社に創建されたところから、神社の歴史が始まります。貞観7(865)年に現在地に遷座したとい割れています。この頃、神社の付近には甲斐国分寺や甲斐国分尼寺もあり、甲斐国の中心となっていました。
 『延喜式神名帳』にある名神大社とされる「甲斐国八代郡 浅間神社」の論社の一社である。しかし、鎮座地は旧山梨郡で八代郡ではありませんでした。また旧八代郡には河口浅間神社があり、そちらも論社となっています。
 また平安時代の史書『日本三代実録』では、貞観6(864)年の富士山の貞観大噴火に対応するため甲斐国でも浅間神を祀ることになり、翌貞観7年(865年)には甲斐国八代郡に浅間神社を建て官社に列格したとされています。一方、山梨郡にも同様に浅間神社を建てたとも書かれていることから、この浅間神社を後者とみなす説もあります。
 戦国時代に入ると、武田氏から庇護を受け、様々な文書が残されていますが、その中でこの浅間神社を一宮との書かれている事があることから、当時は一般に「甲斐一宮」と認識されていたと思われます。
 明治4(1871)年には国幣中社に列格し、戦後は別表神社とされています。
 近隣には勝沼を始めとしたブドウ、ワインの産地という事から、昭和40(1965)年から山梨県で産出されたワインを御神酒として奉納しています。
 本殿脇を進むと十二支の動物が待ち受けていたりと、境内には様々な石像などが置かれています。自分の生まれ年の動物にお参りするとご利益があり、また成就石でお祈りをすれば願いが成就する、そして本殿脇に一つの花から2つの実がなる珍種「夫婦梅」がご神木になっています。既に樹齢200年を超えていると言われ、その実をいただくと子宝を得るとも言われています。ご自分の気持ちにあったお願いスポットを探してみるのも楽しいと思います!

神社概要

【御祭神】木花開耶姫命

【社殿】入母屋向拝造銅板葺

【鎮座地】山梨県富士吉田市新屋276

【アクセス】 JR 中央本線山梨市駅からタクシーで10分
       中央自動車道 勝沼インターから5分

【創建】垂仁天皇8年(紀元前20)

【社格】名神大社、国幣中社

【境内社】七社、護国社、神明社、真貞社

【例祭】4月15日

【氏子】

【御朱印】あり

※合わせて摂社 山宮神社も授受可

【御朱印帳】

【HP】オリジナル

【SNS】

地図

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山火鎮護、農業、酒造、婚姻、子授安産

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