無戸室浅間神社(船津胎内神社)

御由緒

 無戸室浅間神社は、富士山の溶岩が樹木を包み込んで燃やし尽くした空洞(船津胎内樹型)を木花咲耶姫命が出産した「無戸室」に模してお祀りした神社です。

 ここの空洞が神社となったのは、江戸時代の延宝元年(1673年)に村上七右衛門という富士講の人物が富士登拝を行った際、船津胎内樹型に含まれる溶岩樹型のひとつを発見します。その洞窟の中に「あばら」「のちざん」「子返り」「女陰石」「胎盤」など人体に似ている部分を見つけ「胎内」と名付けます。そして内部に浅間大神を祀り祈願所としています。  
 富士講中が富士登拝をする時には、必ずここで潔斎し洞内くぐりをした後で、息災を祈願していました。

お気に入り度
 ★★
雰囲気
 ★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★

神社概要

【御祭神】木花開耶姫命

【社殿】

【鎮座地】   南都留郡富士河口湖町船津6603

【アクセス】 中央道 河口湖ICから約10分

【創建】延宝元年(1673)

【社格】

【境内社】なし

【例祭】 8月1日

【氏子】

【ご朱印】 なし

※ 河口湖フィールドセンターにて受領可

【ご朱印帳】 なし

【HP】山梨県神社庁

【SNS】 なし

地図

神社お得意のご利益

  • 安産
  • 子授け

ひと足伸ばして

承平7年(937)の大噴火 で溶岩に飲み込まれた原生林が形作った「船津胎内樹型」を木花咲耶姫命が出産した場所「無戸室」として祀ったのが無戸室浅間神社。総延長約70mの洞窟は地質学的にも貴重とされています。

拝観料を支払えば、生まれ変わり体験ができるという無戸室、船津胎内樹型に入ることもできますし、隣接する河口湖フィールドセンターで少し学習するのも良いかもです。