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韮崎 若宮八幡宮

かわらべさん

御由緒

 棟札に書かれているところから仁和年間(885年~889年)の創建と考えられる千年以上の歴史を持つ神社です。
 建久4(1193)年、市寸島比売命、多岐都比売命、多紀理毘売命の三女神を鎌倉より当社に勧請しましていたそうです。なお、この三女神は、下流部にある姫宮神社に遷座され毎年のように酷い洪水に悩まされていた村民をお守りしています。
 もとは七里岩という巨大な岩の台地の上に鎮座していましたが、天正11(1583)年に起きた暴風雨による山崩れが社殿を破壊したため、その翌々年、現在地に遷座・再建されました。即座に再建が行われなかった背景には甲斐武田家が滅亡し甲斐国内は混乱、徳川家康が社頭の安堵だけはした。という情勢が影響したようです。
 寛文2年、貞享3年、天文2年、文化14年、明治4年と繰り返し社殿の新改築がなされ、元禄8年には舞殿が再興されています。現在見られる社殿は本殿が明治41(1908)年、拝殿は昭和12(1937)年、神楽殿は昭和56(1981)年に再建されたものです。
 毎年7月30、31日に大祭が行われています。そして茅の輪くぐりの「かはらべさんのていねっこぐり」や夜神楽など、原風景的な夏祭りが行われます。ところでこの「かはらべさん」あるいは「かわらべさん」ですが、韮崎の古地名に由来します。もともと韮崎は河原部村(かわらべむら)と言う甲州街道の宿場で、交通の要衝ということもあり、この地方の政治、経済、文化の中心地でした。その氏神ということで「かわらべさん」を通称として親しまれてきたのです。
 一見、それほど大きさを感じない境内ですが、複雑に社殿や境内社が配置されているせいか、時間をかけるほど寧ろ飽きずに参拝できる神社です。

お気に入り度
 ★★★★
雰囲気
 ★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★

神社概要

【御祭神】大鷦鷯命(仁徳天皇)

【社殿】

【鎮座地】   山梨県韮崎市若宮1-4-14

【アクセス】 JR中央本線 韮崎駅から徒歩5分
      中央道 韮崎ICより自動車5分

【創建】仁和年間(885-889)

【社格】 旧村社

【境内社】金刀比羅神社、正一位稲荷大明神、天神宮

【例祭】 7月30日-31日

【氏子】

【ご朱印】 あり

※ 合わせて武田八幡宮の御朱印も受領可

【ご朱印帳】 なし

【HP】なし

【SNS】 なし

地図

神社お得意のご利益

家内安全、商売繁盛、立身出世、仁徳運、学問

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