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酒折宮

連歌発祥の地

御由緒

 日本武尊命の東征の帰路、甲斐酒折宮を一時的な宮殿つまり行宮が元となったと言われる神社が酒折宮です。
 記紀にも表れるという歴史ある神社ですが、境内はこじんまりとして可愛らしい雰囲気があります。
 この行宮に行在した際、尊が塩海足尼(しおみのすくね)を最初の甲斐国造に任じ、そして火打袋を授けながら「行く末はここに鎮座しよう」と言いました。すると塩海足尼は受け取った火打ち袋を御神体として社殿を造営して創祀したと伝えられています。
 また、この神社には「連歌発祥の地」と言う伝承があります。
 行在している中、日本武尊命が
「新治 筑波を過ぎて 幾夜か寝つる」(常陸国の新治 筑波を出て、幾晩寝たのだろうか)と共の者たちに歌で問いかけます。しかし、これに答えられる者はいませんでした。
すると、焚き火番にすぎない老人(火焚の翁)が
「日々並て 夜には九夜 日には十日を」(指折り数えてみますと九泊十日かかりました)
と見事に答えたのです。
 一つの和歌に対して、別の人が継いで歌っていくことが連歌ですが、尊の問いかけに対して和歌で返す事がここで初めて成立したということです。そして火焚の翁の機知を感じ取った尊は彼を國造に任じられたと伝えられているのですが、これが塩海足尼だったのです。

お気に入り度
 ★★★
雰囲気
 ★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★

神社概要

【御祭神】 日本武尊

【社殿】神明造

【鎮座地】 山梨県甲府市酒折3-1-13

【アクセス】 JR中央本線酒折駅から徒歩5分
       中央道 一宮御坂ICから約20分

【創建】不詳

【社格】 式内社論社・旧県社

【境内社】

【例祭】 10月21日

【氏子】

【ご朱印】 あり

※ 特記なし

【ご朱印帳】 なし

【HP】オリジナル

【SNS】 酒折宮崇敬会Facebook

地図

神社お得意のご利益

ひと足伸ばして

実は、この神社、何度も参拝できずに悔しい思いをしていました。なぜか!?それは、ナビが神社の裏側を目指すように…いや、箱根駅伝で有名な山梨学院大学に行け!と言ってくるからなんです。

実際には、中央本線に沿って走る国道(411号)の酒折宮入り口から、中央線を越えていけば、駐車場もあって何の苦労もなく参拝できるんです。

なので、周辺はなんとなく判るんですが…(笑)