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差出磯大嶽山神社

鳥居越しの富士山…は運次第!

御由緒

神社には読み方の難しいところが多いのですが、こちらも難しいですね。
「さしでのいそだいたけさんじんじゃ」と読みます。
海無し県で知られる山梨県にあって、何故「差出磯」なのか?と言えば、ここが笛吹川の支流、兄川・弟川の南に位置する岩山にあり、川側から見ると突き出てた「差出」の地形で、海辺の磯のように見えるところだからだそうです。また、もともとが暴れ川であった笛吹川で更にこの支流が流れ込む場所ながら、この岩山が革を蛇行させ、その流れを緩める自然の堤防の役割も果たしているとも言います。まさに自然が与えた「聖地」に建つ神社です。
 
 さて、もう少し差出磯を続けると、平安時代前期に編纂された古今和歌集では
  しほの山差出の磯に住む千鳥 君が御代をば 八千代とぞ鳴く
 と天皇の長き御代を祈る歌があり、当時から既に知られた聖地だったようです。
 また、室町時代の文安5(1448)年、甲府盆地で起きた大干ばつに対し、ここで雨乞いの神事を行ったそうです。すると車軸の如く雨が降り収まり、喜んだ人々が塔を寄進したと文献にも遺されているそうです。
 神社からの景観は甲府盆地を望むことができ、また天気の良い日には川に向かった鳥居の向こうに富士山が顔を覗かせます。この景色は国土交通省の「関東の富士見百景」にも指定されています。

お気に入り度
 ★★★★
雰囲気
 ★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★

神社概要

【御祭神】大山祗神、大雷神、高龗神、金毘羅神、国常立命大巳貴命少彦名命

【社殿】

【鎮座地】山梨県山梨市南1376-1

【アクセス】 JR中央本線 山梨市駅から徒歩20分
      中央自動車道 勝沼インターから15分

【創建】不詳

【社格】旧村社

【境内社】稲荷社、蚕影山神社

【例祭】4月29日

【氏子】

【御朱印】あり

※期間限定等あり

【御朱印帳】あり

【HP】オリジナル

【SNS】twitter @daitakesan

地図

神社お得意のご利益

開運、厄除、方位除、健康、酒造、金運、商売、交通、縁結び、子宝、長寿、知恵授け

ひと足伸ばして

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