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正ノ木稲荷 稲積神社

ライオンの声を聴きながら

御由緒

 甲府市の遊亀公園と隣接する稲積神社。参拝の間に公園附属の動物園ライオンの鳴く声が聞こえてきたりします。
そんな神社の歴史は第10代崇神天皇の御代(紀元前97〜紀元前30年)に遡ります。当時の甲府盆地は湖沼地帯でした。そこに四道将軍 武淳川別(たけぬなかわわけ)命が東征の途中、入国されました。そして湖岸を開削すると、水は富士川へ流し込んで、湖底を田んぼへと変えていくと五穀豊穣を祈願するため、現在の舞鶴城址となる丸山に奉斎したと言われています。
 そして甲斐源氏の祖である一条次郎忠頼が丸山に館を建造する際には、庄城稲荷と呼んで甲斐源氏一条忠頼一族の氏神としての崇敬するようになりました。安土桃山時代に入ると文録年間(1593年〜1596年)、浅野長政が築城を行うこととなり、一蓮寺と共に現在の境内地へ遷座しています。
 江戸時代に入ると霊験あらたかとなって常に多くの人から崇敬されて、祭礼は「千両祭」とも言われるように沢山の参拝客が訪れるようになりました。この情景は「まよい子しるべ石」や嘉永4年に各地の信徒から奉納された十二支の石燈籠などから想像することができます。
 今は「正ノ木さん」の名で親しまれている祭りは「大神さん」、「厄地蔵さん」に並ぶ甲府3大祭りの1つに数えられています。
 「鍵銜向霊狐」の絵馬は、鍵が『神縁結びの扉を開く鍵』『福や子宝の入った宝箱を開ける鍵』と言われ、全国でも稲積稲荷だけで授与されながら、伝統的な日本絵馬の一つとして珍重されてるものでもあります。
 また境内には三葉の松があり別名を「金銭松」とも言いますが、その葉を所持することにより財運・家内安全・商売繁昌の徳が授かると言はれています。参拝のついでに落ち葉を探してみると良いかと。

お気に入り度
 ★★★★★
雰囲気
 ★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★

神社概要

【御祭神】 宇迦之御魂大神大宮能売大神

【社殿】

【鎮座地】 山梨県甲府市太田町10-2

【アクセス】 JR東日本 中央本線・身延線 甲府駅から徒歩25分

【創建】 崇神天皇の御代(紀元前97-30)

【社格】

【境内社】瘡子社、金刀比羅神社、金城稲荷神社、稲荷社、熊野社、甲子社、天満神社、猿田彦社

【例祭】 5月3日

【氏子】

【ご朱印】 あり

※ 月替りの限定御朱印あり。授与日や詳細は公式ブログあるいはFacebookにて確認

【ご朱印帳】 あり

【HP】 オリジナル

【SNS】 Facebook

地図

神社お得意のご利益

衣・食・住を司る生活の守護神

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