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概要
「かえる」という事から、「無事かえる」など縁起物の置物やアクセサリーでおなじみの蛙もれっきとした猿田彦命の眷属様です。
猿田彦大神が天孫降臨で活躍した後、伊勢の阿佐加の海で漁をしていたそうです。その時、比良夫貝という毛の生えた貝の化け物に足を挟まれて黄泉の国へと一旦は旅立ってしまいました。しかし猿田彦大神は偉大な力で黄泉の国から戻ってきて息を吹き返したと言われています。このことから
黄泉の国より帰る→よみがえる→黄泉カエル。と「蛙」とのご縁となったようです。
縁起、ご利益
蛙岩や撫で像が置かれている場合、身体の悪い部分を擦ると症状が改善、快癒すると言われています。
また財布にお守りで入れておくと「お金が『かえる』」と言われていますし、旅行などの無事を願って「無事『かえる』」お守りもあちこちの神社や仏閣で観ることができます。
姿
天然石の元々の姿が蛙に似ているところから、蛙岩として境内に配置されている場合もありますし、石像として作り飾っているところもあります。またイラスト化されてお守りや絵馬に描かれる事も多いようです。
観られる主な神社仏閣
大宮八幡宮:幸福(しあわせ)撫でがえる
稲荷鬼王神社:蛙石