神使は「しんし」とも「かみのつかわしめ」とも読みます。神道における神様のお使いを担う眷属で、実在、あるいは想像上の動物が充てられます。

また仏教でも像容の乗り物などの構成要素として動物が使われています。ここでは合わせて取り上げることで、普段見るような動物、嫌われるような存在でも、実は歴史の中で決して蔑ろにはしていなかっとご理解頂ければと思います。

一覧

名称
いのしし護王神社、和気神社、摩利支天、勝軍地蔵
うさぎ住吉大社、岡崎神社、調神社
うし菅原道真公、牛頭天王・素戔嗚尊
うそ菅原道真公
うなぎ三嶋大社
うま 保食神、馬頭観音菩薩、勢至菩薩
海蛇うみへび出雲大社
かえる大宮八幡宮
かに金刀比羅宮
かめ中華伝説、妙見菩薩
からす熊野三山、厳島神社
きつね荼枳尼天、宇迦之御魂神
麒麟きりん中華伝説
こい大前神社、栗橋町 八坂神社
鷺(白鳥)さぎ(はくちょう)日本武尊命
さる日吉大社、浅間神社、大山咋神、猿田彦命
鹿しか春日大社、鹿島神宮
獅子しし文殊菩薩
しゃち
白蛇しろへび諏訪神社、岩国白蛇神社、上神明天祖神社
朱雀すざく中華・日本伝説
ぞうヒンドゥー教、歓喜天、普賢菩薩、釈迦如来
たぬき福寿神、証城寺
天狗てんぐ高尾山薬王院、鞍馬寺
とら朝護孫子寺、虎ノ門金刀比羅宮
なまず豊玉姫命
にわとり伊勢神宮、熱田神宮、石上神宮
ねこ蚕神、保食命、今戸神社、豪徳寺
ねずみ大黒天
ばく中華・日本伝説
はち二荒山神社?
はと八幡神
ひつじ
鳳凰ほうおうアジア伝説
百足むかで赤城神社、毘沙門天
山犬(狼)やまいぬ(おおかみ)武蔵御嶽神社、三峰神社
りゅう不動明王、弁財天、綿津見神、田無神社