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概要
ニホンザル。最近では害獣扱いもされますが、今も動物園のサル山は人気スポットですよね。
そんな猿は干支にも数えられ、親しみやすい眷属、神使です。
日吉大社では「まさる=魔去る」として縁起の良さをアピールしていますし、この山王信仰から山の神としても尊ばれるようになったようです。このため、山王信仰の大山咋神の神使とされ、神格化された猿は、村落を外部から守る庚申信仰や塞の神、地蔵信仰とも結びついていったそうです。そして今でも路傍にある庚申塔の多くに「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿が彫られるようになったようです。
縁起、ご利益
魔去るから、除災のご利益を象徴しています。
姿
庚申塔などでみられるものは、ニホンザルをモチーフにした三猿でみることができます。また、衣装を着せるなどして狛犬の代わりに置かれる場合もあります。
観られる主な神社仏閣
山王日枝神社:猿が拝殿前で狛犬の代わりに鎮座しています
各地の庚申塔:三猿が彫られているものが多いはずです