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足仲津彦命
タラシナカツヒコノミコト
別名、別記法
帯中日子天皇、仲哀天皇、足仲津彦天皇
神様メモ
日本武尊命の息子として生まれ、神功皇后を娶り、応神天皇の父となった14代天皇が仲哀天皇です。
このように華麗とも言える関係の中にありながら、ちょっと馴染みが薄い天皇です。
生前の天皇は、容姿端正が身長一丈と3メートルの長身だったと言われます。稚足彦天皇(成務天皇)に嗣子が無かったことから甥でありながら31歳で立太子、曽於後13年を過ぎ成務天皇が崩御した2年後に即位したと日本書紀にあります。
即位して8年がたち、天皇は熊襲討伐のため皇后とともに筑紫へと向かいます。すると神がかりした皇后から「熊襲の痩せた国を攻めても意味はない、神に田と船を捧げて海を渡れば金銀財宝のある新羅を戦わずして得ることができる」という託宣を受け取ります。天皇は新羅をその目で確かめようと高い丘に登りますが、海の向こうに神様が言うよう国を見つけることはできません。「この神様は偽物かも」と疑ってしまったのです。すると神様は再度、皇后に降りてきて「おまえの代わりに、皇后が生む皇子が国を得る」と託宣したのです。天皇は、これも無視してしまいます。そして最初の予定どおり熊襲に攻め込みます。しかし、熊襲の反撃に会って戦に負けてしまいます。その時に熊襲からの矢に当たったからとも、あるいは神様の怒りに触れたためとも言われますが、翌年の2月に崩御されています。
現在は相殿などを含め、八幡神社に応神天皇や神功皇后と共に祀られている事が多く、ご利益も八幡様として記載しています。
ご神徳
| 金運 | 商売繁盛 | 勝負・出世 | 交通安全 | 航海安全 |
| 旅行安全 | 殖産興業 | 工業 | 農業 | 良縁祈願 |
| 漁業 | 厄除け | 安産祈願 | 子孫繁栄 | 子育て守護 |
| 夫婦和合 | 家内安全 | 縁切り | 国家安泰 | 健康 |
| 長寿 | 学問成就 | 開運招福 | 武運長久 | 火難消除 |
| 芸能・芸術 | 試験合格 | 方位除け |
祀られている主な神社
福岡県福岡市 香椎宮
東京都世田谷区 世田谷八幡宮
神使
関連する神様
応神天皇(子神)
神功皇后(皇后)
