目次

天照大神

神様の概要

【別名、別記法】熱田大神、天照皇大神、天照大御神、日前大神、お伊勢様、神明様、大日孁貴神

※ あらゆるご神徳があるとされています

【祀られている主な神社】

三重県伊勢市 伊勢神宮

各地 神明神社

【神使】鶏

ご神徳

国家安寧 五穀豊穣 商売繁盛 殖産興業 酒造繁栄 織物 病気平癒
漁業振興 安産祈願 子宝 子育て 医薬 身体健全 長寿
疫病除け 災難除け 厄除け 方除け 祈雨 家内安全 畜産振興
勝負運 受験 学業成就 芸能/芸術 武道成就 盗難除 火伏せ
航海安全 交通安全 美容 良縁祈願 宝くじ 武運長久 旅行安全
福徳成就 財運隆昌 心願成就 道開 魔除け    

幾つか代表的なご利益を太字にしていますが、全ての所願にご利益があると言われています。

神様について

 日本の神話で主神として表現される神様です。高天原の主宰神であり、皇祖神とされます。
 太陽神であり、農耕や機織の神様など多様な神格を持つところから様々なご利益が受けられるとも言われていますし、伊勢神宮内宮の主祭神として近代の神社体系の中で、最も重要な地位を占めていることになります。
 実は沢山の子を産んだ伊邪那岐・伊佐那海の子の中でも最も重要な「三貴子」の中核ですが、同じく三貴子の一柱である月読尊と同様、性別が書かれていない神様でもあります。但し、素戔嗚命から「姉」と呼ばれていること、また機織りをしていること、更に素戔嗚尊との誓約に先立って武装のために髪を解き男の髪型である角髪に結び直していることから女神としているのが一般で、伊勢神宮でも女神として考えているようです。
 天照大神が主祭神とされている神社は、宇迦御魂が「稲荷神社」であるような統一感がもう一つなくて「天祖神社」「神明社」「(大神宮)」などがつけられていることが多く、また明治の合祀に際して、改名され社号からだけ御祭神と認識しにくいことが少なくありません。
 ただ冒頭にも書きましたが、様々なご利益がある神様とされているので、最高神だからと一歩引くよりも寧ろ、そんな偉い神様でも身近で見守っていてくれる存在として認識しておきたいな。と思っています。

私見ですが

神社巡りや神道に触れてみると、避けて通れないのが天照大御神ですね。
現代の皇室にまで繋がる皇祖神で、神格としても別格とされています。そんな天照大御神を主祭神としている神社は都内でも多く、概ね「神明社」「天祖神社」や「大神宮」などの社号になっているかと思います。
また一説には「邪馬台国=大和の国」「卑弥呼=(大)日孁貴神=おおひるめむち」ではないかととも言われています。魏志倭人伝がオンタイムで書かれていた書物なら、往時の模様が引き写されていたのかもしれませんが「倭=和」の国を日本人が魏の人に紹介するなら、その歴史や成り立ちを最初に話すのでは?と思うと、この説は腑に落ちるところがあります。

関係する神様

 伊邪那岐神伊邪那美神素戔嗚尊