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弁財天 辨財天 べんざいてん
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梵名
サラスヴァティ
真言
・オン・ソラソバテイエイ・ソワカ
概要
七福神の紅一点の弁財天、別名 弁天様。大黒天・恵比寿様に並んで七福神の中でも馴染み深い存在ではないでしょうか。
ただ顔は翁、身体は龍や蛇の宇賀弁財天となると、美女の代表のような弁財天とは違い、ちょっと風変わりな容貌がユーモラスに見えてきます。
私見ですが
イスラム教の国 インドネシアにあって数少ないヒンドゥー教がマジョリティを占めるバリ島。旅行をすると見かけるのが、街の中心に置かれたヒンドゥーの神々です。その中でも、バリ人の多くが手を合わせるのが「サラスバティ」、つまり弁天様です。日本では、市杵島姫神の本地仏ともされ、身近な現世利益にも救いの手を差し伸べて頂ける有り難い存在なのはバリも日本も変わらないんですよね。
由緒
弁財天はヒンドゥー教のサラスヴァティが仏教に取り込まれた姿です。個人的な印象ですが、バリのヒンドゥー教では非常に大切にされていて、街角のあちこちにサラスヴァティの像が安置されています。
このサラスヴァティ、河の化身であり、水の女神で、弁財天が水辺に祀られる所以だと思います。そして琵琶を持つ姿が示すように、芸術・学問などの女神とされるようになりました。そしてヒンドゥー教の創造神、ブラフマー(梵天)の奥さんです。
お姿
一般的には腕は2本で琵琶の演奏をしている姿で作られますが、八臂で武器を持つ姿のものもあります。
また宇賀神という蛇神と習合し、翁の顔に蛇体を持つ宇賀弁才天も日本では広く信仰されるようになりました。
弁財天が水と強く関係することから蛇や龍を化身とするような物語もありますが、これは経典に書かれているものではなく、日本国内で発達した考え方のようです。
もう一つの特徴は、仏教で天部に位置する弁財天ですが、神社にも沢山の「弁天社」や「弁財天神社」があります。これは、神仏分離以前は弁財天を祀っていたものを市杵島姫神あるいは宗像三女神として登記したものが多いようです。
守本尊
なし
ご本尊としているお寺の例
ご利益など
福徳、諸芸能上達、弁才、学芸、財宝